...甥とは言ひながら坊やんの長姉である人の子は坊やんと年齢の差が僅かに二ツ三ツであつた...
飯田蛇笏 「秋風」
...その長姉のもとに寄寓(きぐう)しました...
石原純 「ロバート・ボイル」
...ちょうど二十余年間生活を共にしていた長姉が亡くなって数日後のことであったそうです...
石原純 「ロバート・ボイル」
...旗男の長姉(ちょうし)にあたる露子(つゆこ)が嫁(とつ)いでいるのだった...
海野十三 「空襲警報」
...義兄の長姉が縁付いている大垣(おおがき)在の豪農に菅野(すがの)と云う家があり...
谷崎潤一郎 「細雪」
...台所口から頭を低く何度も父に泣きついて来た時分のことは長姉の民子もよく知つてゐる程であつた...
田畑修一郎 「鳥羽家の子供」
...その以前から長姉の片付いていたB家が三軒置いた隣りにあって...
寺田寅彦 「重兵衛さんの一家」
...亮は私の長姉の四人の男の子の第二番目である...
寺田寅彦 「亮の追憶」
...やがて學齡になつて二人の姉と同じく(長姉は死産)片平丁小學校に入學...
土井八枝 「隨筆 藪柑子」
...其長姉Y女も、私共の外遊前二年足らず私共の為に働いてくれたのでした...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...一八一三年、長姉マリヤ生る...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...風吹き荒む高原の沼地、滿目荒寥たる風物、母は、年々の出産の結果、心身衰へて、多く病床に在り、父は、峻嚴孤獨の讀書人、長姉マリヤが、年齡漸く八歳にして、父に怯え、母を案じながら、弟妹五人の世話をしてゐたと云ふ...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...長姉マリヤを中心にして...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...一八二四年、長姉マリヤ、次姉エリザベス、著者及び妹エミリー、相繼いで、カウアン・ブリッヂの慈善女學校(――牧師の娘のみに入學を許す學費の低廉な學校)へ入學...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...長姉マリヤと次姉エリザベス...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...爾後、著者は、長姉として、弟妹達の面倒を看る...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...この賀古さんの夫人の長姉が...
柳田国男 「故郷七十年」
...あいつはろくなやつにはならないぞ」長姉の(土方(ひじかた)へ嫁した)よねは云う...
山本周五郎 「末っ子」
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