...薩(さつ)の長ずる所なり...
佐藤一齋・秋月種樹(古香) 山田濟齋訳 「南洲手抄言志録」
...奏楽に長ずるものは奏楽し...
井上円了 「欧米各国 政教日記」
...二者共に長ずる少数特殊の人を除いては...
内田魯庵 「美妙斎美妙」
...從つて長ずるには一種の記憶力といつた才能が必要なわけで...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...其の貨殖に巧みに經濟に長ずるを以て...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...府下の婦人にて字を知り女工に長ずる者七...
福沢諭吉 「京都学校の記」
...その年長ずるというも...
福沢諭吉 「経世の学、また講究すべし」
...文に武に智に勇におのおの長ずるところを殊(こと)にすれども...
福沢諭吉 「瘠我慢の説」
...一は自己の長ずる所をしてますます長ぜしめよ...
正岡子規 「俳諧大要」
...自己の長ずる一方に向つて専攻するの方針を取るもなほ多少の変化を知るを要す...
正岡子規 「俳諧大要」
...長ずるに及び驚かすに木声を以てすれば...
南方熊楠 「十二支考」
...長ずるに及んで字を以て行はれた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...抽斎より長ずること一歳であったことは前に言った...
森鴎外 「渋江抽斎」
...齢(よわい)は保より長ずること七...
森鴎外 「渋江抽斎」
...苦は進化と共に長ずる...
森鴎外 「妄想」
...長ずる者は少なし...
山路愛山 「詩人論」
...長ずるに及んで練習ますます精しくその妙を得...
山本周五郎 「松林蝙也」
...長ずるにしたがって...
吉川英治 「梅里先生行状記」
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