...二者共に長ずる少数特殊の人を除いては...
内田魯庵 「美妙斎美妙」
...ネストール 思慮に長ずる老將軍...
土井晩翠 「「イーリアス」例言」
...遽(あわ)てず恚(いか)らず一日一日其苗の長ずるを待つ...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...欧羅巴(ヨーロッパ)洲の兵学に長ずるに辟易(へきえき)して...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...その長ずる所を取るようにすべし...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...彼が長ずるに従ってけっして臆病なわけではないが...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...其の最も長ずる所は...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...それから尚ほ段々と長ずるに從つて進むかと云ふと...
新渡戸稻造 「教育の目的」
...そのようやく長ずるにしたがって次第に世間の人事にあたらしむるの要用なるを知り...
福沢諭吉 「経世の学、また講究すべし」
...假令ひ文事理財等に長ずるも...
福沢諭吉 「帝室論」
...その漸く長ずるに及んでかへつて早く北条氏のために嫉(ねた)まれ終に刺客の手に斃(たお)れしなり...
正岡子規 「病牀譫語」
...茶山より長ずること四歳だからである...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...茶山は恐らくは朴斎をして菅三が長ずるまでの中継たらしめむとしたのであらう...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...志保は夫榛軒より長ずること四歳である...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...長ずる者は少なし...
山路愛山 「詩人論」
...然(しか)れども年長ずるに随(したが)ひ他に男子無きの故を以て妻帯を強ひらるゝ事一次ならず...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...十三歳で元服し、吉法師の字(あざな)を三郎と改め、十四歳初陣して、十六で父信秀にわかれた上総介(かずさのすけ)信長の、人を人臭いとせぬ面(つら)だましいは、長ずるにつれて、いよいよ、傍若無人になるばかりだった...
吉川英治 「新書太閤記」
...その長ずる所をもって牛若へ教導の任にあたった...
吉川英治 「源頼朝」
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