...学識に長ずるものは説教につたなし...
井上円了 「欧米各国 政教日記」
...才を愛し士を好むは相似たり辭令に嫻ひ談論に長ずるは相似たり莊重にして貴族的姿致あるは相似たり博覽多識にして思想富贍なるは亦相似たり然れども同中固より異質なくむばあらじ...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...宮廷的攻略に長ずるに至ては...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...そのようやく長ずるにしたがって次第に世間の人事にあたらしむるの要用なるを知り...
福沢諭吉 「経世の学、また講究すべし」
...一は自己の長ずる所をしてますます長ぜしめよ...
正岡子規 「俳諧大要」
...長ずるに及(およん)でついにこれを直(なお)くすべからざるがごとし...
箕作秋坪 「教育談」
...長ずるに及んで狼と交合し...
南方熊楠 「十二支考」
...茶山より長ずること四歳だからである...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...徐(しづか)に菅三万年(くわんさんまんねん)の長ずるを待たうとした...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...茶山は南畝より長ずること僅に一歳で...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...長ずるに及んで字を以て行はれた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...茶山は恐らくは朴斎をして菅三が長ずるまでの中継たらしめむとしたのであらう...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...志保は夫榛軒より長ずること四歳である...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...苦は進化と共に長ずる...
森鴎外 「妄想」
...然(しか)れども年長ずるに随(したが)ひ他に男子無きの故を以て妻帯を強ひらるゝ事一次ならず...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...長ずるにしたがって...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...その長ずる所をもって牛若へ教導の任にあたった...
吉川英治 「源頼朝」
...さりながら人々おのおの長ずるところあり...
吉田松陰 「吉田松陰より某へ」
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