...長ずる所は精整緻密(せいせいちみつ)...
芥川龍之介 「骨董羹」
...長ずるに及んで立志出郷...
太宰治 「家庭の幸福」
...長ずるに及んでいよいよ嘘のかたまりになった...
太宰治 「ロマネスク」
...アイアース我よりも長ずるところ只わづか...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...宮廷的攻略に長ずるに至ては...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...一は最も立法に長ずる所以なり...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...長ずるに及んで雑書を集め...
野村胡堂 「胡堂百話」
...府下の婦人にて字を知り女工に長ずる者七...
福沢諭吉 「京都学校の記」
...文に武に智に勇におのおの長ずるところを殊(こと)にすれども...
福沢諭吉 「瘠我慢の説」
...その漸く長ずるに及んでかへつて早く北条氏のために嫉(ねた)まれ終に刺客の手に斃(たお)れしなり...
正岡子規 「病牀譫語」
...茶山より長ずること四歳だからである...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...懐之は柏軒より長ずること六歳であつた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...霧渓は杏春より長ずること二歳であつた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...忠兵衛は三人の子の次第に長ずるに至って...
森鴎外 「渋江抽斎」
...抽斎より長ずること十四年であったが...
森鴎外 「渋江抽斎」
...十三歳で元服し、吉法師の字(あざな)を三郎と改め、十四歳初陣して、十六で父信秀にわかれた上総介(かずさのすけ)信長の、人を人臭いとせぬ面(つら)だましいは、長ずるにつれて、いよいよ、傍若無人になるばかりだった...
吉川英治 「新書太閤記」
...長ずるにしたがって...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...さりながら人々おのおの長ずるところあり...
吉田松陰 「吉田松陰より某へ」
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