...火鉢の鑵子(かんす)の湯をたぎらせお茶盆をひきよせて...
長谷川時雨 「源泉小学校」
...大きな鑵子(かんす)があって世話人や...
長谷川時雨 「西川小りん」
...老婆が鑵子(かんす)の下を吹ッたける間...
矢崎嵯峨の舎 「初恋」
...そのうちに鑵子の湯は沸き返ッたが...
矢崎嵯峨の舎 「初恋」
...「さても鑵子の湯はうまいものだ」と思ッた...
矢崎嵯峨の舎 「初恋」
...祖父だけが一人残って鑵子(かんす)の火を焚きつけようとしている...
柳田国男 「木綿以前の事」
...こころみに酒の鑵子(かんす)(ちろり)に造らせてみるに...
吉川英治 「私本太平記」
...お兼は母の意を受けて鑵子(くわんす)に水をさし...
若山牧水 「姉妹」
...大悦喜(おほよろこび)で鑵子の中へさし込む...
若山牧水 「姉妹」
便利!手書き漢字入力検索