...青木主膳は鑓(やり)で突かれた股(もゝ)に繃帯(ほうたい)をしていたが...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...鑓持(やりもち)一人...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...暁月軽暈をおびて鑓に照る...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...鑓ガ岳の鶴や鶏の雪形なども初めて聞き(後出)...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...『太陽』二九ノ四)3前項に享保三年に出た『乱脛三本鑓』に見る「向うししには矢も立たず」てふ諺を説いたが...
南方熊楠 「十二支考」
...次に大筒(おほづゝ)が二挺と鑓(やり)を持つた雑人(ざふにん)とが行く...
森鴎外 「大塩平八郎」
...茨田(いばらた)と杉山とが鑓(やり)を持つて左右に随ふ...
森鴎外 「大塩平八郎」
...多くは手鑓(てやり)を持つ...
森鴎外 「大塩平八郎」
...返せ渡セト鑓(ヤリ)ヲツケ...
吉川英治 「上杉謙信」
...鑓(やり)も刃も血に飽くまでそれを絶滅し尽す時だ...
吉川英治 「三国志」
...否とよわれの持つものは鑓(やり)の穂先に織田が首織田信長が茶筌首(ちゃせんくび)...
吉川英治 「新書太閤記」
...「為朝(ためとも)」という銘のある鑓(やり)を彼に与えた...
吉川英治 「新書太閤記」
...ざっと誌(しる)せば、その折、信長の手に捕われていた敵方の妻女百二十幾人と、その召使の女たち三百八十余人は、すべて、一ヵ所に集められ、鑓(やり)、薙刀(なぎなた)、鉄砲の類で殺された...
吉川英治 「新書太閤記」
...旗幟(はたのぼり)だの鑓(やり)や熊手を植えならべて進んで行ったものであろう...
吉川英治 「新書太閤記」
...味方ノ鑓(ヤリ)ノ石突(イシヅキ)モ働カザル程...
吉川英治 「新書太閤記」
...一図ニ飛ビ込ンデ鑓(ヤリ)ヲ入レタルニ...
吉川英治 「新書太閤記」
...投げ鑓(やり)を抛(ほう)りこんでも...
吉川英治 「新・水滸伝」
...藩での鑓仕(やりし)といわれていた...
吉川英治 「宮本武蔵」
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