例文・使い方一覧でみる「鑒」の意味

...「董狐豈独人倫鑒（とうこあにひとりじんりんのかんならんや）」と云へる... 「董狐豈独人倫鑒」と云へるの読み方
芥川龍之介「骨董羹」

...姫は生れながらの官能に養ひ得たる鑒識（かんしき）をさへ具へたれば... 姫は生れながらの官能に養ひ得たる鑒識をさへ具へたればの読み方
ハンス・クリスチアン・アンデルセン　Hans Christian Andersen 森鴎外訳「即興詩人」

...風説をすれば影がさす――先哲の識語に鑒みて... 風説をすれば影がさす――先哲の識語に鑒みての読み方
泉鏡花「遺稿」

...風説をすれば影がさす――先哲の識語に鑒（かんが）みて... 風説をすれば影がさす――先哲の識語に鑒みての読み方
泉鏡花「遺稿」

...然れば隠れたるに鑒（み）たまう神は天使と天の万軍との前に顕明（あらわ）に報い給うべしとのことである（同六章四節）... 然れば隠れたるに鑒たまう神は天使と天の万軍との前に顕明に報い給うべしとのことであるの読み方
内村鑑三「聖書の読方」

...茲（こゝ）に図（づ）を挙（あげ）て弄石家（ろうせきか）の鑒（かん）を俟（まつ）... 茲に図を挙て弄石家の鑒を俟の読み方
京山人百樹刪定「北越雪譜」

...本草家の鑒定（かんてい）を得（え）て秦亀（しんき）ならば一層（そう）の珎（ちん）を増（ます）べし... 本草家の鑒定を得て秦亀ならば一層の珎を増べしの読み方
京山人百樹刪定「北越雪譜」

...其の聖鑒を蒙りて任に憲法立案の事に膺るや... 其の聖鑒を蒙りて任に憲法立案の事に膺るやの読み方
鳥谷部春汀「明治人物月旦（抄）」

...これは有名な誰でも知つて居ることで殷鑒不遠... これは有名な誰でも知つて居ることで殷鑒不遠の読み方
内藤湖南「支那歴史的思想の起源」

...安嘉偉鑒（かん）門には黒色なり... 安嘉偉鑒門には黒色なりの読み方
中山太郎「穀神としての牛に関する民俗」

...余念もなく美か美でないかと鑒識（かんしき）する事が出来る... 余念もなく美か美でないかと鑒識する事が出来るの読み方
夏目漱石「草枕」

...余は書においては皆無鑒識（かいむかんしき）のない男だが... 余は書においては皆無鑒識のない男だがの読み方
夏目漱石「草枕」

...「最後に小生は目下我邦（わがくに）における学問文芸の両界に通ずる趨勢に鑒（かんが）みて... 「最後に小生は目下我邦における学問文芸の両界に通ずる趨勢に鑒みての読み方
夏目漱石「博士問題の成行」

...皇祖天神照鑒在上... 皇祖天神照鑒在上の読み方
森鴎外「津下四郎左衛門」

...隠微（かくれ）たるに鑒（み）たまう神様よ... 隠微たるに鑒たまう神様よの読み方
夢野久作「瓶詰地獄」

...隠微（かくれ）たるに鑒給（みた）まう神様よ... 隠微たるに鑒給まう神様よの読み方
夢野久作「瓶詰地獄」

...これを鑒（かん）せよ」香を焚いて... これを鑒せよ」香を焚いての読み方
吉川英治「三国志」

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