...唯だ当時の芸術鑑識家は現代の盲目なる群衆とは遙かにその趣きを異にしてゐたのである...
エンマ・ゴルドマン 伊藤野枝訳 「少数と多数」
...それは(アッタスンの推測では)なかなかの美術鑑識家であるヘンリー・ジーキルからの贈物であろう...
スティーヴンスン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「ジーキル博士とハイド氏の怪事件」
...絵画と詩との鑑識家でもあった...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...彼は鑑識家としての深い味覚を振りまわした...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...中にも野房君は鑑識家坪井晋氏の世話で十二歳の時に私の家に来て...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...ロシア女性美の鑑識家はグルーシェンカを見て...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...文才があり、博識で、学者で、鑑識家で、歴史を愛好し、ラテン語を学んでおり、ギリシャ語をつめ込んでおり、ヘブライ語に達者で、ベネディクト修道女というよりもむしろベネディクト修道士と言ったふうな型(タイプ)だった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...鑑識家らの嘆賞を買い得た...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...相当のたんのうなる鑑識家が...
中里介山 「大菩薩峠」
...「あなたは花の鑑識家でございますね」と...
ホーソーン Nathaniel Hawthorne 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
便利!手書き漢字入力検索