...御詠歌を歌う会に参加した...
...御詠歌の歌詞が美しい...
...御詠歌を唱えることは精神的な鍛錬になる...
...御詠歌が終わると、静かな気持ちになる...
...御詠歌を学ぶことで、日本の文化に触れられる...
...神にませばまこと美(うる)はし那智(なち)の滝鬢(びん)に手を花に御詠歌(ごえいか)あげて居り昭和八年四月十日 南紀に遊ぶ...
高浜虚子 「五百句」
...御詠歌の上手な同窓生の一人が『普陀落や岸うつ波』と茶碗を箸で叩いて唄ふと...
高濱虚子 「俳諧師」
...御詠歌の数もおびただしく...
太宰治 「右大臣実朝」
...彼女のとなえる御詠歌といい...
谷崎潤一郎 「蓼喰う虫」
...二人が一生懸命に稽古(けいこ)していた御詠歌の文句が思い出された...
谷崎潤一郎 「蓼喰う虫」
...・お茶でもすませる今日が暮れた・散つては咲く梅の水かへる寒うなつて葉ぼたんうつくしい生活の御詠歌うたふも寒いこと・音たてゝ食べる夜(ヨル)の人・街の雑音の密柑むく・星が寒う晴れてくるデパートの窓も・いちりんのその水仙もしぼんだ尿する月かくす雲のはやさよ寒月の捨犬が鳴きつゞける一月八日朝のうちはうらゝかな晴れだつたが...
種田山頭火 「行乞記」
...御案内旁御詠歌連中を連れて来ましたといふ...
種田山頭火 「其中日記」
...御詠歌というものはいろいろの派があるけれど...
種田山頭火 「四国遍路日記」
...老巡礼の御詠歌は...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...拙い御詠歌を歌いながら...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...その時は母親一人でしたが」「御詠歌は...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...馬鹿々々しい」「お信の方の御詠歌は聽きものでしたよ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...二人の異樣な御詠歌が...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...年寄の女が御詠歌をうたってゐた...
原民喜 「よみがへる父」
...いまだ前の謡のけいこの内に突如終わりの御詠歌をうたい出し「親類一同が婚礼に御容赦」と落ちを言ってさっさと下りて行ってしまったのである...
正岡容 「わが寄席青春録」
...のみならず物哀れな渠の御詠歌ではなく...
三田村鳶魚 「女順禮」
...丁度今しも手なし美人は美(うる)はしい哀れげな声で御詠歌を唄つてゐた...
宮地嘉六 「煤煙の臭ひ」
...それらの連中が観音さんのお堂の前で御詠歌を誦んで去ると...
室生犀星 「性に眼覚める頃」
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