...時代は常に生新なる趣味を要求して其趣味の鑑賞者は老人よりも寧ろ常に青年であることを忘るゝが如き態度...
會津八一 「趣味の修養」
...この故に古来の英霊漢は鑑賞上の訓練を受けた上にも更に又訓練を重ねようとしました...
芥川龍之介 「文芸鑑賞講座」
...兎に角多少は鑑賞上に狂ひを生じ易いのであります...
芥川龍之介 「文芸鑑賞講座」
...小説の鑑識(かんしき)にかけては...
海野十三 「『十八時の音楽浴』の作者の言葉」
...死体鑑別には少々ほねがおれるが...
江戸川乱歩 「影男」
...個人鑑別に利用することを論じたのは...
江戸川乱歩 「探偵小説の「謎」」
...鑑賞力では上田敏氏の方が...
薄田泣菫 「茶話」
...即ち『男色大鑑』『武道伝来記』に於て男色を書き『本朝二十不孝』又は『文反古(ふみほうぐ)』のあるものに於いて...
田山録弥 「西鶴小論」
...古今の事蹟を鑑(かんが)み人物の成敗を論評せんと欲するものではない...
永井荷風 「枇杷の花」
...今度は鑑賞家を必要とすることになった...
中谷宇吉郎 「南画を描く話」
...はなはだ鑑別(かんべつ)しにくいものである...
新渡戸稲造 「自警録」
...顔見知りの飾り屋に鑑定して貰うと...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...――此間鑑哲(かんてつ)とお妻の二人に訊いた時二人の見たという曲者の様子が...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...そんな僕には一番鑑賞の役に立つてゐる所以です...
堀辰雄 「更級日記など」
...勇士が虎に勝った史話は多く『淵鑑類函』や『佩文韻府』に列(なら)べある...
南方熊楠 「十二支考」
...公(おおやけ)に稟(もう)して鑑札を下付せられた...
森鴎外 「渋江抽斎」
...彼らには鑑賞と製作との混雑があったのである...
柳宗悦 「民藝四十年」
...蘭方医に鑑定させてみたんですって...
山本周五郎 「五瓣の椿」
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