...その鑑定の当否をためさんと思って...
井上円了 「おばけの正体」
...疲れた旅人はここに会して芸術鑑賞という共同の泉から渇(かわき)をいやすことができた...
岡倉覚三 村岡博訳 「茶の本」
...文芸年鑑其の他よりも一月後になったのは残念だったが...
戸坂潤 「読書法」
...深く貴族院の状態に鑑みる所ありしが爲のみ夫れ貴族院は...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...最後に年鑑によって手掛りを得ようと思いついた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...單に通鑑の記事を...
内藤湖南 「章學誠の史學」
...或いは私の鑑賞力の偏狭なためかも知れないが...
野上豊一郎 「レンブラントの国」
...これが廃仏棄釈の運動にまで発展して、経文を川に流したり、仏像を破棄したり、良いものも悪いものも、醜怪な偶像も、立派な芸術品も、何の鑑別もなく、砕かれ、焼かれ、流され棄てられてしまったのです...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...――此間鑑哲(かんてつ)とお妻の二人に訊いた時二人の見たという曲者の様子が...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...出入りの商人などもいちいち鑑札で門を通り...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...鑑札がなけりゃ、違犯だ...
火野葦平 「花と龍」
...そんなものを鑑賞する者もなくなるのである...
正宗白鳥 「今日は無事」
...『東鑑』の朝比奈義秀(あさひなよしひで)など浜辺でワニを取った様子皆鮫でにあらず...
南方熊楠 「十二支考」
...武鑑を検すれば、奥医師に「養安院法印、千九百石、きじはし通小川町」があり、奥詰医師に「曲直瀬正隆、父養安院、二十人扶持、きじはし通」がある...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...わたくしはここに『江戸鑑図目録(えどかんずもくろく)』の作られた縁起(えんぎ)を知ることを得たのである...
森鴎外 「渋江抽斎」
...むろん鑑札も免状も...
夢野久作 「超人鬚野博士」
...奉行所鑑札が作り物かどうかぐらいはてまえにも分ります...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
...偽鑑札(にせかんさつ)ではありませぬ」と...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
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