...第五二項 鬼子の鑑定豊後(ぶんご)大分町にて...
井上円了 「おばけの正体」
...彼らの才能を正当に鑑識してくれる親分へ身を捧げようと思うにいたった...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...彩色(さいしき)等の善悪(よしあし)を見分ける鑑識も必要であります...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...我々にその鑑定をしろと仰せ附けられるのであろう...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...殊に鑑定人を嘲(わら)いたがるのが彼の癖らしかった...
モーリス・ルヴェル Maurice Level 田中早苗訳 「ペルゴレーズ街の殺人事件」
...すでに批評は、鑑賞は、単なる受容ではなかった...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...批評乃至鑑賞が価値の対立の間に判決を与える一つの機能だということが積極的に強調されるわけである...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...ポンチ絵に似た自分の姿を鑑賞でもするように眺め廻した後で...
夏目漱石 「明暗」
...「……内村鑑三全集を寄贈していただいたことを知りました...
野村胡堂 「胡堂百話」
...ある伯爵夫人が――その人は鑑賞眼が相当たかかったが...
長谷川時雨 「九条武子」
...日本の勅任官に乞食の鑑札をくれることはできまい...
久生十蘭 「犂氏の友情」
...八世吉次郎は文化十三年の武鑑に始めて見えてゐる...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...此年の武鑑に「辻元庵...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...高い美鑑賞が落ちついてゆく境地ではないでしょうか...
柳宗悦 「多々良の雑器」
...当然「井戸」への鑑賞を語ることであってよい...
柳宗悦 「民藝四十年」
...左近将監鑑虎(しょうげんかねとら)の家督したこと...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...第一代の彫刻家Aが作った甲乙丙丁以下数百千の彫刻を第二代のBが鑑賞し批判しつつ...
夢野久作 「能とは何か」
...いまもよく人々が語り草にいう北畠顕家をちと鑑(かがみ)ともしたがいい...
吉川英治 「私本太平記」
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