...よし又それ程巧妙をを極めた贋物でないにしても鑑定家に良心のある限り...
芥川龍之介 「鑑定」
...わが日本の芸術に対する西洋人の鑑賞力は――予は先夜細川侯(ほそかはこう)の舞台に桜間金太郎(さくらまきんたらう)氏の「すみだ川」を見ながら欠伸(あくび)をしてゐたクロオデル大使に同情の微笑を禁じ得なかつた...
芥川龍之介 「続野人生計事」
...兎に角多少は鑑賞上に狂ひを生じ易いのであります...
芥川龍之介 「文芸鑑賞講座」
...公平な観察者鑑賞者となって...
有島武郎 「惜みなく愛は奪う」
...形式派と写実派第七章 茶の宗匠芸術を真に鑑賞することはただ芸術から生きた力を生み出す人にのみ可能である――茶の宗匠の芸術に対する貢献――処世上に及ぼした影響――利休の最後の茶の湯注茶の本第一章 人情の碗茶は薬用として始まり後飲料となる...
岡倉覚三 村岡博訳 「茶の本」
...昨日の風景のつゞきを鑑賞しつゝ...
種田山頭火 「行乞記」
...窓のところへも、提灯が出て、門鑑を調べた...
直木三十五 「南国太平記」
...武鑑を集めているうちに「渋江」という蔵書印のあるものを発見し...
野村胡堂 「胡堂百話」
...菰(こも)の上で鉦(かね)を叩いていた乞食坊主の鑑哲は...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...ランドリュの精神鑑定をしたボーム博士は...
久生十蘭 「青髯二百八十三人の妻」
...余語(よご)氏は此年甲申の武鑑に...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...鑑三郎にも識られず...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...同時に最も高度の鑑賞だといえよう...
柳宗悦 「民藝四十年」
...「犬一匹飼うんだって鑑札を届けなきゃならねえっていうのによ...
山本周五郎 「季節のない街」
...墨跡はみな後世の鑑賞とはならない...
吉川英治 「折々の記」
...師鑑としてこれに怠るな...
吉川英治 「剣の四君子」
...この日ごろ博多附近にありとみられていた島津道鑑(どうかん)...
吉川英治 「私本太平記」
...おれも少し目鑑(めきき)違いしたらしい...
吉川英治 「新書太閤記」
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