...或は鑑賞の範囲が広くなることはどう云ふ役に立つかと言ふと...
芥川龍之介 「文芸鑑賞講座」
...旗田邸に集まる検察官と帆村探偵のところへ鑑識課から右の指紋報告の電話が来て...
海野十三 「地獄の使者」
...その人物の職業や最近にいた場所を明かにするという微視的鑑識法は...
江戸川乱歩 「探偵小説の「謎」」
...大蔵省から被害区域と土質分析のために鑑定官数名が調査に出張したが...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...山口まで歩いた、途中、湯田競馬見物、一競馬見たら嫌になつた、そこには我慾が右徃左徃してゐるばかりだ、馬券がとぶばかりだ、馬を鑑賞する、いや、賭そのものを味ふことすらないのだ、勝負事の卑しい醜い一面しかないのだ...
種田山頭火 「其中日記」
...法律で鑑賞を許可したり命じたりすることではなくて...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...その容貌体格習慣挙動の凡てを鑑(かんが)みて...
永井荷風 「銀座」
...公平なる文芸の鑑賞家は自己のいわゆる健全と政府のいわゆる健全と一致せざる多くの場合において...
夏目漱石 「文芸委員は何をするか」
...無事で」飛付くように鑑哲に取りすがったのは...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...鑑定(かんてい)は一重(ひとへ)に御眼鏡(おめがね)に任(まか)さんのみと...
一葉女史 「たま※[#「ころもへん+攀」、U+897B]」
...コン吉はそれほどまでに深く自然の美観を鑑賞する教養がないためか...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...北隆館で発行した『牧野日本植物図鑑』が一番広く世人に愛読せられている...
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
...「落花」の語は「祇や鑑や」に対して響きよく...
正岡子規 「俳人蕪村」
...又武鑑を検するに...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...ちょうど赤地の錦を鑑別するときに...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...近くは伊賀局(いがのつぼね)なんどを亀鑑(かがみ)となされよ...
山田美妙 「武蔵野」
...二千円の抵当に取った大雅堂の屏風がいずれも真赤な偽作で鑑定家を驚かした悲喜劇もあり...
山本笑月 「明治世相百話」
...これくらい立派な家で鑑札を受けていないナンテ手はない...
夢野久作 「超人鬚野博士」
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