...向うの軒先に吊(つる)した風鐸(ふうたく)の影も...
芥川龍之介 「東京小品」
...門の風鐸(ふうたく)を鳴らすほどの風さえ吹く気色(けしき)はございませんでしたが...
芥川龍之介 「竜」
...また、その一方に古い版画、明代の小説の挿絵とか、詩箋、便箋の技術を残す必要があるというので、鄭振鐸と一緒に、北京の栄宝斎など十軒ばかりの文房具屋の便箋の版木五千ばかりのうちから、四百六十何枚を選んで北平箋譜というのを拵えた...
内山完造 「魯迅さん」
...停車場から鐸の音が...
オイレンベルク Herbert Eulenberg 森鴎外訳 「女の決闘」
......
武田祐吉 「古事記」
...鐸(すゞ)が鳴る...
レオ・トルストイ Lev Nikolaevich Tolstoi 森林太郎訳 「パアテル・セルギウス」
...(ヘ)青銅器(せいどうき)と銅鐸(どうたく)今(いま)まで申(まを)した日本(につぽん)の石器時代(せつきじだい)は...
濱田青陵 「博物館」
...この銅鐸(どうたく)は今(いま)まで古墳(こふん)から出(で)たことはなく...
濱田青陵 「博物館」
...たゞ銅鐸(どうたく)の上(うへ)に現(あらは)してある簡單(かんたん)な子供(こども)が描(か)いたような...
濱田青陵 「博物館」
...社會の木鐸だなどとは考へてゐないが...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...古い本堂の鐸鈴(たくれい)にひびいたりした...
室生犀星 「性に眼覚める頃」
...外で振っていた鐸の音さえも絶えてしまった...
リルケ Rainer Maria Rilke 森鴎外訳 「白」
...恰も鈴鐸(れいたく)鳴るおりなりしが...
森鴎外 「みちの記」
...四十六最後の鐸(すず)が鳴るまで...
シュニッツレル Arthur Schnitzler 森鴎外訳 「みれん」
...宝鐸(ほうたく)と銅剣とを載せて不弥の宮へ来ることを報告した...
横光利一 「日輪」
...片手の鐸鈴(すず)を振り鳴らしつつ...
吉川英治 「新・水滸伝」
...わたくしは風鐸にまで注意していなかったので...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
...わたくしは風鐸にまで注意してゐなかつたので...
和辻哲郎 「月夜の東大寺南大門」
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