...門の風鐸(ふうたく)を鳴らすほどの風さえ吹く気色(けしき)はございませんでしたが...
芥川龍之介 「竜」
...僕(しもべ)に鐸(おほすゞ)を鳴(なら)さする其響耳を裂くばかりなれば...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
......
武田祐吉 「古事記」
...新聞紙は「社会の木鐸」であるそうである...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...橇の鐸(すゞ)の音が聞えたやうに思つたが...
レオ・トルストイ Lev Nikolaevich Tolstoi 森林太郎訳 「パアテル・セルギウス」
...さて鐸(すゞ)を鳴らして僧を呼んで...
レオ・トルストイ Lev Nikolaevich Tolstoi 森林太郎訳 「パアテル・セルギウス」
...銅鐸と云ふものは大體に於て支那の鐘から變化して...
内藤湖南 「日本文化とは何ぞや(其一)」
...儒教を基礎となした江戸時代の文化は滅びた後まで国民の木鐸となつた...
永井壮吉 「冬日の窓」
...たゞ銅鐸(どうたく)の上(うへ)に現(あらは)してある簡單(かんたん)な子供(こども)が描(か)いたような...
濱田青陵 「博物館」
...第七十四圖 銅鐸の模樣畫第七十五圖 日本古墳裝飾模樣圖(ヌ)古瓦(ふるがはら)と古建築(こけんちく)日本(につぽん)の古墳(こふん)から發見(はつけん)されてゐるいろ/\の品物(しなもの)は...
濱田青陵 「博物館」
...檐(のき)に風鐸(ふうたく)をつるし...
久生十蘭 「平賀源内捕物帳」
......
三好達治 「測量船」
...誰も起きていないのに本堂で鐸(たく)が鳴るんだもの...
室生犀星 「幼年時代」
...がらんがらんと銅の鐸(たく)を振るを合図に...
森鴎外 「食堂」
...外では鐸(たく)の音が(こおろぎ)の鳴くように聞える...
リルケ Rainer Maria Rilke 森鴎外訳 「白」
...宝鐸(ほうたく)と銅剣とを載せて不弥の宮へ来ることを報告した...
横光利一 「日輪」
...片手の鐸鈴(すず)を振り鳴らしつつ...
吉川英治 「新・水滸伝」
...わたくしは風鐸にまで注意していなかったので...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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