...向うの軒先に吊(つる)した風鐸(ふうたく)の影も...
芥川龍之介 「東京小品」
...塔の風鐸(ふうたく)の鳴る音が...
芥川龍之介 「鼻」
...かならずその鐸(ぬりて)を引き鳴らしたまひき...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...百傳ふ八鐸(ぬて)搖(ゆら)くも...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...停車場から鐸(すず)の音が...
太宰治 「女の決闘」
...橇の鐸(すゞ)の音が聞えたやうに思つたが...
レオ・トルストイ Lev Nikolaevich Tolstoi 森林太郎訳 「パアテル・セルギウス」
...一つは文科(勒鐸理加(レトリカ))...
内藤湖南 「日本國民の文化的素質」
...殊に銅鐸などに於ては古くから支那製のものばかりでなく...
内藤湖南 「日本上古の状態」
...其の銅鐸の手本となつた支那器物は...
内藤湖南 「日本文化とは何ぞや(其一)」
...儒教を基礎となした江戸時代の文化は滅びた後まで国民の木鐸となつた...
永井壮吉 「冬日の窓」
...(ヘ)青銅器(せいどうき)と銅鐸(どうたく)今(いま)まで申(まを)した日本(につぽん)の石器時代(せつきじだい)は...
濱田青陵 「博物館」
...この銅鐸(どうたく)は今(いま)まで古墳(こふん)から出(で)たことはなく...
濱田青陵 「博物館」
...銅鐸(どうたく)はその形(かたち)が...
濱田青陵 「博物館」
...八時の鐸(たく)が鳴って暫くすると...
森鴎外 「あそび」
...厭な鐸の音が反復して聞える...
ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 森林太郎訳 「駆落」
...片手の鐸鈴(すず)を振り鳴らしつつ...
吉川英治 「新・水滸伝」
...銅鐸(どうたく)や土器の表面に描かれた線描において現われているが...
和辻哲郎 「人物埴輪の眼」
...君はあの塔の風鐸をどう思ひます...
和辻哲郎 「月夜の東大寺南大門」
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