...片足を鐙(あぶみ)から外したこと丈を覚えている...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...左の鐙を鞍越しに引きずったのである...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...正岡子規が平家物語のなかの宇治川のくだりを詠んだ歌にぬばたまの黒毛の駒の太腹に雲解の波のさかまき來る飛ぶ鳥の先きをあらそふもののふの鐙の袖に波ほとばしる宇治川の早瀬よこぎるいけじきの馬の立髮浪こえにけりなどいふ傑作を私は常に愛誦してゐるのである...
今井邦子 「雪解水」
...鐙小屋(あぶみごや)に近いところの岩間から湧き出でる清水を布に受けて...
中里介山 「大菩薩峠」
...たぶん鐙小屋(あぶみごや)だろうと思ってやめました」「そうでしたか...
中里介山 「大菩薩峠」
...「鐙小屋(あぶみごや)の神主さん」「おお...
中里介山 「大菩薩峠」
...「わしはこれからまた乗鞍越しをして鐙小屋へ帰りますじゃ...
中里介山 「大菩薩峠」
...木梨平の鐙小屋(あぶみごや)の下の無名沼(ななしぬま)が...
中里介山 「大菩薩峠」
...鐙小屋(あぶみごや)の神主様のお力というわけでもござりませぬ...
中里介山 「大菩薩峠」
...」ドウナルドは手巾(ハンカチ)で鐙(あぶみ)を造り...
フランセス・ホッヂソン・バァネット Frances Hodgeson Burnett 菊池寛訳 「小公女」
...モオリーがおれの手鐙(てあぶみ)に足をかけて機敏に泥から抜けだしてさえくれれば...
久生十蘭 「南部の鼻曲り」
...時機を窺う間は鐙(あぶみ)に拍車を置くこともできぬもどかしさ...
藤野古白 藤井英男訳 「戦争」
...勒(くつわ)と(たづな)ありて鐙(あぶみ)なく...
南方熊楠 「十二支考」
...鞍(くら)や鐙(あぶみ)を置くことくらい卑しむべきことはないので...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...鐙(あぶみ)に確(しか)と踏みこたえて...
吉川英治 「三国志」
...鐙(あぶみ)に立って...
吉川英治 「三国志」
...利家は鐙(あぶみ)の側へ立ち寄りながら...
吉川英治 「新書太閤記」
...自分の鐙(あぶみ)へ...
吉川英治 「べんがら炬燵」
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