...鐙(あぶみ)が短かったので...
ワシントン・アーヴィング Washington Irving 吉田甲子太郎訳 「スリーピー・ホローの伝説」
...片足を鐙(あぶみ)から外したこと丈を覚えている...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...迚(とて)も南蛮鉄(なんばんてつ)の鐙(あぶみ)の面(つら)を指(ゆび)で張窪(はりくぼ)ますほどの力(ちから)がない...
泉鏡太郎 「怪力」
...鐙は、日本の鐙がいいけれども、大きくて邪魔でやりにくいと、弟の由三郎さんが朝鮮にいたものだから、朝鮮鐙の半分のやつを取寄せてつけているんです...
板谷波山 「美術学校時代の岡倉先生」
...無名(ななし)の沼のほとりに立てられた鐙小屋は...
中里介山 「大菩薩峠」
...鐙小屋(あぶみごや)へいらっしゃるのでしょう...
中里介山 「大菩薩峠」
...この上の無名沼(ななしぬま)のほとりの鐙小屋(あぶみごや)というのにいる神主でござんすよ」「ははあ...
中里介山 「大菩薩峠」
...鐙小屋の神主は恭(うやうや)しく「山神祓(さんじんばらい)」をよみ上げる――「高天原(たかまのはら)に神留(かんづま)ります皇親(すめらがむつ)...
中里介山 「大菩薩峠」
...鐙小屋(あぶみごや)の神主様でございましたね...
中里介山 「大菩薩峠」
...弁信は鐙小屋の神主と相伴うてこの白骨の宿を出てしまいました...
中里介山 「大菩薩峠」
...鞍(くら)もない鐙(あぶみ)もない裸馬(はだかうま)であった...
夏目漱石 「夢十夜」
...騎馬隊の鐙(あぶみ)のそばに整列した...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部」
...『学鐙』、『アナウンスメント』等現在のはお送りしあとは丸善に注文しました...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...半三郎はすばやく来て轡を取り鐙(あぶみ)を押えた...
山本周五郎 「菊千代抄」
...馬の鐙(あぶみ)をすえ直していた一人が...
吉川英治 「江戸三国志」
...高氏もすぐ鐙(あぶみ)を踏む...
吉川英治 「私本太平記」
...ろくな具足師も鐙師(あぶみし)もいないようだ...
吉川英治 「私本太平記」
...主君の鐙(あぶみ)の側へかけ寄ってきた...
吉川英治 「新書太閤記」
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