...其男は鐙(あぶみ)を執つて...
テオフィル・ゴーチエ Theophile Gautier 芥川龍之介訳 「クラリモンド」
...サソクに南蛮鉄(なんばんてつ)の鐙(あぶみ)を取(と)つて...
泉鏡太郎 「怪力」
...迚(とて)も南蛮鉄(なんばんてつ)の鐙(あぶみ)の面(つら)を指(ゆび)で張窪(はりくぼ)ますほどの力(ちから)がない...
泉鏡太郎 「怪力」
...南唐の李後主は撥鐙法と云ふものを用ひる...
内藤湖南 「弘法大師の文藝」
...鐙小屋(あぶみごや)へいらっしゃるのでしょう...
中里介山 「大菩薩峠」
...鐙小屋(あぶみごや)の神主さんは...
中里介山 「大菩薩峠」
...鐙小屋まで参りましたが...
中里介山 「大菩薩峠」
...鐙小屋と人の呼びならわすのがそれで……」十一これより先...
中里介山 「大菩薩峠」
...「わしはこれからまた乗鞍越しをして鐙小屋へ帰りますじゃ...
中里介山 「大菩薩峠」
...鐙小屋(あぶみごや)という小屋の中でございました...
中里介山 「大菩薩峠」
...この鐙小屋の中で行をしておいでになる神主さんだと承りました...
中里介山 「大菩薩峠」
...こんなに長くお湯につかっていていいのですか」「鐙小屋の神主様に...
中里介山 「大菩薩峠」
...鐙小屋の神主も、池田良斎も、お喋(しゃべ)り坊主のお喋り坊主たる所以(ゆえん)を知っても知らなくても、この際弁信のために、饒舌(じょうぜつ)の時とところとを与えて控えるのは、やむを得ないことでもあり、また二人としても、この奇怪なるお喋り坊主から聞くだけ聞いてみないことにはと観念もしたらしく、鐙小屋の神主は相変らず夷様(えびすさま)の再来のように輝き渡っているし、池田良斎は一隅に割拠したまま沈黙して、湯の中で身体(からだ)をこすっています...
中里介山 「大菩薩峠」
...その黒駒の鐙(あぶみ)や...
吉川英治 「江戸三国志」
...駒の鐙(あぶみ)をたたきに叩いた...
吉川英治 「新書太閤記」
...味方の鐙(あぶみ)と鐙...
吉川英治 「源頼朝」
...そして鐙(あぶみ)にかけていた片足をすばやく鞍の上へ移し...
吉川英治 「宮本武蔵」
...鐙(あぶみ)に足の届いていない伊織の体は...
吉川英治 「宮本武蔵」
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