...鐘声が鳴っているので、もうすぐ始まるよ...
...教会から鐘声が聞こえるね...
...夜の鐘声は、とても幻想的で美しい...
...鐘声が聞こえると、私は思わず集中してしまう...
...地震の警報で、鐘声が鳴った...
...鐘声を截せ来る千古一色の暮風に立ち...
石川啄木 「葬列」
...この煩悶の裡(うち)に「鐘声夜半録」は成った...
泉鏡花 「おばけずきのいわれ少々と処女作」
...そうしてその次に「鐘声夜半録」となり...
泉鏡花 「おばけずきのいわれ少々と処女作」
...眼が覚めると暁だつた、鶏声、鼓声、鐘声、おだやかに、おごそかに明けはなれた、――私は合掌黙祷した...
種田山頭火 「一草庵日記」
...朝の鐘声はよいな...
種田山頭火 「其中日記」
...防火デーといふので、サイレン、鐘声、消防隊の活動がこゝまでもよく解る...
種田山頭火 「其中日記」
...早起、――虫声、鶏声、そして鐘声...
種田山頭火 「其中日記」
...折からの鐘声もありがたかつた...
種田山頭火 「旅日記」
...西欧の寺院の鐘声というものに関するあらゆる連想が雑然と頭の中に群がって来た...
寺田寅彦 「旅日記から(明治四十二年)」
...「はい、貴下様から――」「何刻であろうか、山中暦日無く、鐘声なし」半分、節をつけて呟きつつ、手早く、着物を脱いで「御免」兎のように、蒲団の穴へ入ってしまった...
直木三十五 「南国太平記」
...その鐘声が弱ることは誓えるものの裏切りのしるしである...
中井正一 「スポーツの美的要素」
...上野の鐘声(しょうせい)は残暑を払う凉しい夕風に吹き送られ...
永井荷風 「日和下駄」
...この鐘声とこの車馬の響をかわるがわるに聴澄(ききす)ましながら...
永井荷風 「日和下駄」
...甚だ耳に親しくなつてゐる鐘声にこもる四句の偈中寂滅為楽の妙境が鐘声といふ音楽に現はれる代りに...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...一点寒鐘声遠伝半輪残月影猶鮮草鞋竹策侵秋暁歩自三光渡古川なんて詩を作りましたが...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...而して鐘声は鳴ざる乎...
山路愛山 「詩人論」
...新宿……方面行(ゆき)乗換えエ……品川ア――……品川ア――……お早く願いまアす……」という特別に異様な割れ鐘声を聞くであろう...
夢野久作 「街頭から見た新東京の裏面」
...耳が遠くなって困ると云いおったがワシが持って生れた破鐘声(われがねごえ)で話すと...
夢野久作 「近世快人伝」
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