...小栗は家康公(いえやすこう)以来有名(ゆうめい)なる家柄(いえがら)に生れ旗下(きか)中の鏘々(そうそう)たる武士にして幕末の事...
石河幹明 「瘠我慢の説」
...鏘々として響くは松韵...
高山樗牛 「瀧口入道」
...玄関の大扉が背後で鏘然たる音を立てて閉(し)まると...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...盾のもなかの浮彫を打てば鏘然鳴りひゞく...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...夜が明けて彼が初めて立ちあがる時「鏘然(そうぜん)として声あり」シャラランとその甲冑の上を氷が滑り落ちていく...
中井正一 「美学入門」
...鏘然(しょうぜん)と鳴ります...
野村胡堂 「黄金を浴びる女」
...「鏘々として鳴つて玲瓏たり……」――「おゝ...
牧野信一 「バラルダ物語」
...銀鈴竹裏鏘鏘響...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...誰が見ても硬派中の鏘々(そうそう)たるものである...
森鴎外 「ヰタ・セクスアリス」
...草摺(くさずり)のひびきや馬蹄の音が鏘々(しょうしょう)と...
吉川英治 「上杉謙信」
...鏘々(そうそう)たる火花をちらし合っている...
吉川英治 「江戸三国志」
...火華は鏘々(しょうしょう)と...
吉川英治 「三国志」
...鏘々(そうそう)と剣甲をひびかせて...
吉川英治 「三国志」
...鏘々(しょうしょう)...
吉川英治 「三国志」
...鏘々(そうそう)とひびいた...
吉川英治 「新書太閤記」
...長浜」「早や長浜ぞ」鏘々(しょうしょう)と揺れ響く馬具甲冑の激流のなかで...
吉川英治 「新書太閤記」
...鏘然(しょうぜん)とこの世に意義ある生命の光芒(こうぼう)を曳くか...
吉川英治 「宮本武蔵」
...鏘然(しょうぜん)と光って出ると...
吉川英治 「宮本武蔵」
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