...赤壁に曹瞞八十万の大軍を鏖殺し...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...「希代の科学者鏖殺(おうさつ)犯人遂(つい)に捕縛(ほばく)せられる...
海野十三 「国際殺人団の崩壊」
...八月十五日の夜志士ら蹶起(けっき)して喇嘛僧を鏖殺(おうさつ)し...
相馬愛蔵、相馬黒光 「一商人として」
...まかりちがえばローゼンの一家を鏖殺(おうさつ)してもかまわないから...
田中貢太郎 「警察署長」
...甲斐の武田信玄は徳川方の細作(さいさく)を掃蕩するために領内の盲人八百人を鏖殺(おうさつ)したと云う伝説があり...
谷崎潤一郎 「聞書抄」
...腰刀にて手詰めに夷輩を鏖殺し軍艦を奪うべし〔何ぞ蒙古襲来の役に類する〕...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...それから蓮の葉の油虫を鏖殺してやった...
豊島与志雄 「蓮」
...後の高台寺鏖殺(おうさつ)は...
中里介山 「大菩薩峠」
...一家鏖殺(おうさつ)位...
中島敦 「光と風と夢」
...田代屋一家を鏖殺(みなごろし)にしようという曲者ですから...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...田代屋の人間が鏖殺(みなごろし)にされたんですぜ」「何だと...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...江戸の武家町人を鏖殺(みなごろし)にしないまでも江戸中の大騷ぎを起させる目論見のところ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...一と月も前から成瀬屋の一家を鏖殺(みなごろし)にするといふ蝙蝠冠兵衞の手紙が三本も來てゐるぢやありませんか」「よくある術(て)だ」「ところが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...相手選ばずその鏖殺(ほうさつ)を企てたのだというのが...
牧逸馬 「女肉を料理する男」
...男女八人を鏖殺(おうさつ)して台所の傍を見れば生きた豕を繋(つな)ぎいた...
南方熊楠 「十二支考」
...最初この日野を焼いて野鼠蟄虫を鏖殺(おうさつ)し...
南方熊楠 「十二支考」
...隅田川で生不動の身内を鏖殺(みなごろ)しにしようとした企みの手引きをしたことがあるため...
吉川英治 「剣難女難」
...鏖殺(みなごろ)しにしてくりょうと...
吉川英治 「剣難女難」
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