...天皇が鏑矢(かぶらや)をもつてその猪をお射になります時に...
稗田の阿禮、太の安萬侶 武田祐吉訳 「古事記」
...鏑木寅三郎君は紫雲と号す...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...またその折の流鏑馬に峰王といふ綺麗な童子も参加いたして...
太宰治 「右大臣実朝」
...八幡の流鏑馬は古来の吉例でありました...
中里介山 「大菩薩峠」
...このたび当所にて催さるる流鏑馬はいずれの古式にのっとられるか知らねど...
中里介山 「大菩薩峠」
...やはり流鏑馬をめあてに行くものと見なければなりません...
中里介山 「大菩薩峠」
...今日の流鏑馬を御見物の客人二人...
中里介山 「大菩薩峠」
...また先日の流鏑馬(やぶさめ)の催しについての跡始末やなにかの相談もあるのであります...
中里介山 「大菩薩峠」
...川口・東と鏑木とで日本劇場へ...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...鏑木、省線の中へ忘れて、東神奈川まで取りに行ったのだと、呆れたものだ、何うして此う皆仕事を大切に思はないのか情けなくなる...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...ひるを済ませると鏑木と二人で松屋へ行き...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...鏑木清一が伜を連れて歳暮に来た...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...出でて鏑木梅渓の養子となつた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...及川君の仕事は陸中和賀郡十二鏑村安俵(今は土沢町)で為された...
柳宗悦 「和紙十年」
...背のえびらから上差(うわざし)の鏑矢(かぶらや)一トすじ抜きとって願文に添え...
吉川英治 「私本太平記」
...鏑籐日輪巻(かぶらとうにちりんまき)の強弓(ごうきゅう)にピッタリと矢筈(やはず)をかましたしゅんかん...
吉川英治 「神州天馬侠」
...例の強弓と鏑矢(かぶらや)を取り出し...
吉川英治 「新・水滸伝」
...鏑矢は澄みきッた大気を裂いて...
吉川英治 「新・水滸伝」
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