...その女を赤裸(はだか)で鎹(かすがい)で打ったとな...
泉鏡花 「絵本の春」
...鎹で留められました...
豊島与志雄 「三つの悲憤」
...鎹(かすがい)もなく...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...手摺と言ったところで巌丈(がんじょう)一方の丸木を鎹(かすがい)で締めた...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...鎹釘(かすがい)をハンマーで打ち締める...
久生十蘭 「ノア」
...どこの釘、楔(くさび)、鎹(かすがい)、或いは、結び綱をとけば、道具がくずれるか、やろうと思えば、どんなことでも出来る...
火野葦平 「花と龍」
...「女夫鎹」に眼を通す...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...表二階で「女夫鎹」の立けい古...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...四時頃から「女夫鎹」となり...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...「女夫鎹」だけはまあ入った...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...「女夫鎹」でハリ切って叫ぶところがあるのだ...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...ひるの「女夫鎹」は妙に気が入らず...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...「女夫鎹」一場だけ立つ...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...「女夫鎹」は二場だけかためて四時になっちまった...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...子は鎹(かすがい)という思想を支持していて...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...あの鎹(かすがい)横丁の一と長屋と職人が皆...
吉川英治 「新書太閤記」
...五本の鎹(かすがい)が...
吉川英治 「親鸞」
...閂は錆(さ)びついた鎹(かすがい)の中で軋(きし)む...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「にんじん」
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