...その女を赤裸(はだか)で鎹(かすがい)で打ったとな...
泉鏡花 「絵本の春」
...鎹釘(かすがい)をハンマーで打ち締める...
久生十蘭 「ノア」
...どこの釘、楔(くさび)、鎹(かすがい)、或いは、結び綱をとけば、道具がくずれるか、やろうと思えば、どんなことでも出来る...
火野葦平 「花と龍」
...「女夫鎹」に眼を通す...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...表二階で「女夫鎹」の立けい古...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...四時頃から「女夫鎹」となり...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...「女夫鎹」だけはうす/\入ったが「クレオパトラ」は行く道の円タクの中で覚える始末...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...座へ出て、「女夫鎹」...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...折角ハコに入って来た「女夫鎹」が今日は正木代役...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...「女夫鎹」一場だけ立つ...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...「女夫鎹」は大熱演で...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...「女夫鎹」手に入り...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...「女夫鎹」熱演、今日は社長夫妻、三宅周太郎見物の由でハリキリ、大いに泣かした...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...転がりこまないように夜ひるなしに鎹(かすがい)が打ちこまれる筈だ...
室生犀星 「われはうたえども やぶれかぶれ」
...鎹釘(かすがい)で頑丈にタタキ付けてしまった...
夢野久作 「爆弾太平記」
...あの鎹(かすがい)横丁の一と長屋と職人が皆...
吉川英治 「新書太閤記」
...それから――大鋸(おおのこぎり)二枚鎹(かすがい)六十本取鍵(とりかぎ)十六筋などとも誌(しる)してある...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...見たいものを鎹(かすがい)かなんかで手近へ引き寄せられたらと思う...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「にんじん」
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