...先生が自分で遇ってきた出来事なんだ」この会話で教室内の空気がちょっと鎮(しず)まった...
有島武郎 「星座」
...「もうあらかた神経の方は鎮(しづ)まつたやうだが...
犬養健 「朧夜」
...老人は三人を叱って諍闘(けんか)をとり鎮めようとしたが鎮まらなかった...
田中貢太郎 「春心」
...ただみだりに出入を禁じ必ずその港の鎮台の印鑑を受け...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...隊の名は、甲陽鎮撫隊...
直木三十五 「近藤勇と科学」
...一時鎮静に至りたるも民権...
蜷川新 「天皇」
...滝の如くに降り諸所の火焔を鎮滅したり...
シモン・ニューコム 黒岩涙香訳 「暗黒星」
...三日目の正月二十日に漸く鎮まりました...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...「鎮まれ、鎮まれッ」その時でした...
野村胡堂 「礫心中」
...先(ま)づ心を鎮(しづ)め玉へ...
森鴎外 「舞姫」
...暫く気を鎮めておれ」そう云って二人をさがらせた...
山本周五郎 「風流太平記」
...お心をお鎮めになって...
夢野久作 「押絵の奇蹟」
...騒ぐ者には鎮静剤だよ...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...父馬騰と親友だった鎮西将軍韓遂(かんすい)からそっと迎えがきた...
吉川英治 「三国志」
...そこを奥羽の鎮守と同格なものにして...
吉川英治 「私本太平記」
...鎮三山の黄信(こうしん)など...
吉川英治 「新・水滸伝」
...お鎮(しず)まりなされい』『相手方の内匠頭どのは...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...鎮守(ちんじゅ)の舞殿で...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
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