...戸外(そと)では風が鎧戸に吹きつけて騒々しい音をたて...
モオパッサン 秋田滋訳 「寡婦」
...外側に粗末な板の鎧戸がかけてあった...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...のこらず鎧戸(よろいど)がつけてある...
ハーバート・ジョージ・ウエルズ 海野十三訳 「透明人間」
...鎧戸(よろいど)をおろし...
海野十三 「空襲警報」
...いずれも外から鎧戸でもってぴったりと閉っていて...
海野十三 「千早館の迷路」
...かっこうの悪い鎧戸(よろいど)がしまっていて...
海野十三 「ふしぎ国探検」
...窓には旧式の鎧戸がついていて...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 海野十三訳 「まだらのひも」
...鎧戸(よろいど)を降ろして灯(ともしび)を消してもはやまったく沈々たる闇の中に眠っていたのであった...
橘外男 「陰獣トリステサ」
...その家の鎧戸(よろいど)は...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「嫁入り支度」
...窓の鎧戸をたたきながら...
アネッテ・フォン・ドロステ=ヒュルスホフ Annette von Droste=Hulshoff 番匠谷英一訳 「ユダヤ人のブナの木」
...厚い鎧戸(よろいど)を閉(た)てて了(しま)った...
中島敦 「南島譚」
...大屋敷の窓にはまだ鎧戸(よろいど)が下してありませんでしたので...
フランセス・ホッヂソン・バァネット Frances Hodgeson Burnett 菊池寛訳 「小公女」
...リラの鎧戸風な窓からは...
林芙美子 「「リラ」の女達」
...その鎧戸や鉄格子をどうして開けることが出来ただろう?疑問の石は水の表面に投げ入れられた...
モーリス・ルブラン Maurice Leblanc 婦人文化研究会訳 「探偵小説アルセーヌ・ルパン」
...寝台の頭のほうの窓にある鎧戸を十分に壁の方へ押し開けば...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「モルグ街の殺人事件」
...触ればぼろぼろ崩れそうな灰色の鎧戸に新しい黄色な日覆をつけた窓窓も...
横光利一 「旅愁」
...半開のビルデングの鎧戸(よろいど)を汚れた袴をはいた女事務員がくぐり...
吉行エイスケ 「大阪万華鏡」
...寝間の窓の鎧戸をおろしただけでは気がすまず...
神西清訳 「ムツェンスク郡のマクベス夫人」
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