...鎌倉山...
高浜虚子 「五百句」
...鎌倉山、千穂山荘...
高浜虚子 「五百五十句」
...北鎌倉山ノ内、新居山円応寺、子育閻魔(えんま)...
高浜虚子 「六百句」
...鎌倉山ノ内、東慶寺...
高浜虚子 「六百句」
...楼上に客たり花は主(あるじ)たり山荘に客たり四方(よも)の花にありもてなしの心を花に語らしめ山吹や心舅(しゅうと)の客にあり四月二十五日 鎌倉山...
高浜虚子 「六百句」
...三匁五分曙(あけぼの)のかね)裸川鎌倉山(かまくらやま)の秋の夕ぐれをいそぎ...
太宰治 「新釈諸国噺」
...私たちは鎌倉山のロッジの前で自動車を棄てた...
豊島与志雄 「常識」
...鎌倉山のあの時からちがってきた...
豊島与志雄 「常識」
...由比が浜の泳(およぎ)、鎌倉山の遠足、或時は八幡様へ、或時は七里が浜へ、勉強も運動も精一杯するといった生活が、十日ばかりの間に綾子をどんなに快活にしたことでしょう...
野村胡堂 「水中の宮殿」
...私が鎌倉山に疎開していらいその谷々の古い農家に見ている構造と...
服部之総 「加波山」
...いまでは鎌倉山の朝鮮牛もつけているので私はおぼえていたのである...
服部之総 「望郷」
...バスで鎌倉山の高島氏の別荘てのへ行く...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...去年も行った鎌倉山の高島氏の別荘へ行く...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...鎌倉山のごとく綺羅星(きらぼし)ではないが...
吉川英治 「銀河まつり」
...いわゆる鎌倉山の星月夜にも紛(まご)うといわれる群臣の綺羅(きら)や女房桟敷のあいだを縫って...
吉川英治 「私本太平記」
...まだまだ鎌倉山の将は綺羅星(きらぼし)だ...
吉川英治 「私本太平記」
...鎌倉山は森(しん)としていた...
吉川英治 「私本太平記」
...当社には、貞観(じょうがん)四年頃の旧記もあるということから、またここは松尾の雷神(いかずちがみ)の神別所で遠いむかしは、丹波山城の国境もふくめて、この地方一帯を「阿多古(あたこ)」と称(とな)え、阿多古の神山と仰がれていたが、いつの世の頃からか、朝日ヶ嶽、大鷲(おおわし)ヶ峰、高尾山、鎌倉山、龍上(たつかみ)などの峰々に仏舎宝塔が建って以来は、五台の仏地としての方がより世上へ聞えが高くなり、修験道の優婆塞(うばそく)たちが天狗(てんぐ)を修める道場ともなるに至って、いまではかくの如く神仏併祭のお山となっておりまする――などということから、また、「――御承知でもございましょうが、盛衰記に――柿本(かきのもと)の紀僧正(きのそうじょう)は日本第一の天狗と成って愛宕山(あたごやま)の太郎坊と申さるる也――と見えますのは、当山の太郎坊の縁起とされております...
吉川英治 「新書太閤記」
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