...思わず鋭い鍔音(つばおと)を響かせてしまったのではございませんか...
芥川龍之介 「邪宗門」
...無造作(むぞうさ)にそれを鍔元(つばもと)まで...
芥川龍之介 「素戔嗚尊」
...金鍔(きんつば)を食うが可(よ)かッ...
泉鏡花 「薄紅梅」
...金鍔一つは売られない...
泉鏡花 「薄紅梅」
...それに彼の黒衣と鍔廣(つばびろ)の帽子とが...
オウ・ヘンリ 三宅幾三郎訳 「水車のある教會」
...大きな鍔(つば)の広い帽子には...
太宰治 「女生徒」
...鍔の広い麦藁帽は...
田中貢太郎 「雑木林の中」
...鍔(つば)のびらびらしている帽子をかぶり...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...帽子は広き鍔(つば)ありて鉢巻のリボンを後に垂らしたり...
永井荷風 「洋服論」
...なんぼなんでも當り前なら廿六にも成つて金鍔位ぢやそんなに騙されやしませんからね」といつた...
長塚節 「おふさ」
...その剣は文字通り鍔もとまで刺さり...
野上豊一郎 「闘牛」
...長脇差の鍔(つば)を鳴らす)鳥羽田(とばた)要助...
長谷川伸 「瞼の母 二幕六場」
......
三好達治 「山果集」
...あわや鍔競(つばぜ)り――双方必死の足技(あしわざ)を試みつつ...
吉川英治 「剣難女難」
...なれなれしく竹童の帯(お)びている般若丸(はんにゃまる)の鍔(つば)や目貫(めぬき)をなでまわしながら...
吉川英治 「神州天馬侠」
...鍔(つば)と鍔とが競(せ)りあうまもあらず...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...杖には鍔(つば)がない...
吉川英治 「宮本武蔵」
...鍔(つば)から七...
吉川英治 「宮本武蔵」
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