...彼女の髪には錯落とした髪飾りがついていた...
...この旅館は錯落とした部屋がいくつかある...
...彼の小説は錯落としたストーリー展開が魅力...
...京都の街並みは錯落とした美しさがある...
...美術館の展示は錯落とした配置で見応えがあった...
...長短錯落(さくらく)として五百余編...
芥川龍之介 「「鏡花全集」目録開口」
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富澤赤黄男 「天の狼」
...その長短錯落した楽書を...
中里介山 「大菩薩峠」
...そしてその裾の柵を乱すがごとく錯落する見えない底が...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...なんとなく錯落紛糾の相を呈し...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...雪と岩の錯落が眩惑するように輝く...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...錯落(さくらく)と平らかに敷き詰めたる径(こみち)に落つる足音は...
夏目漱石 「虞美人草」
...錯落(さくらく)と大地に鋪(し)くを...
夏目漱石 「虞美人草」
...錯落(さくらく)と列(なら)ぶ石塔――死したる人の名を彫(きざ)む死したる石塔と...
夏目漱石 「趣味の遺伝」
...ゴロゴロと錯落する切石を跳ね越えながら...
久生十蘭 「魔都」
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逸見猶吉 「逸見猶吉詩集」
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逸見猶吉 「逸見猶吉詩集」
...其処には投げだされた鉄器等、毀れた肢体、錯落する事件等...
逸見猶吉 「逸見猶吉詩集」
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三好達治 「朝菜集」
...名園の廃れてゆくのが目のあたりに錯落として音ある如く感じた...
室生犀星 「故郷を辞す」
...参差(さんし)錯落の趣を成して置きながら...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...ヱネチアの町のやうに参差錯落(しんしさくらく)たる美観を造るやうにでも心掛けたら好からう」と云つた...
森鴎外 「妄想」
...大小無数の峰の錯落とした奇観に対して千頂山または千華山と呼ばれる名が今は千山と略称されてゐるのである...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
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