...錦輝館前の赤旗事件はそれから數日後のことであり...
石川三四郎 「浪」
...子役の粗相12・10(夕)今道頓堀の中(なか)座で演(や)つてゐる『故郷飾錦伊達織(こきやうへかざるにしきのだており)』...
薄田泣菫 「茶話」
...あたかも錦絵(にしきえ)を見るようなもので...
高浜虚子 「俳句の作りよう」
...その駒下駄を錦の袋に収め...
太宰治 「鬱屈禍」
...これこそめっけものだよ」そこで車(しゃ)は錦葵を四十石あまり買った...
田中貢太郎 「酒友」
...わざわざ錦糸堀まで来ることも珍らしくなかった...
徳田秋声 「縮図」
...新見錦山と南敬助とが副将じゃ」「そうか」「拙者もこんな風(なり)をして...
中里介山 「大菩薩峠」
...小錦等もそん時三味線屋へ泊つたんだ彼の思ひの外なる饒舌を聞いて居るうちに月はずん/\上つて怪しげな雲も漸く手を擴げてきたので余はもういゝ加減に舟を返すべく命じた...
長塚節 「土浦の川口」
...漸く錦小路家を捜し当てると...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...俺は死んだつてお前達を安穩(あんのん)には置かないぞ」紋附姿の錦太郎が...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「驚いたか錦太郎...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...錦子は、美妙のお母さんのいう意味を、意識しながら、自分には優しくしてくれる祖母がいるので、大概な願いは叶(かな)うのだというように言った...
長谷川時雨 「田沢稲船」
...ここは今秋酣で満目の紅黄錦のやうに美しい...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...黒と黄の斜め縞(じま)のお召しの着物に緑色の錦紗(きんしゃ)の羽織を着ている...
松本泰 「宝石の序曲」
...又了蓮寺が錦町にあつたので...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...因(ちなみ)に小錦(こにしき)の事をも言って置こう...
森鴎外 「渋江抽斎」
...それはお母様の錦絵についておりました古い古いお方の名前ばかりで...
夢野久作 「押絵の奇蹟」
...錦繍(きんしゅう)の幡旗(はんき)...
吉川英治 「三国志」
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