...提灯に重い錘がついているか...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...このトリックの変種として(これは密室事件ではないが)錘(おも)りのついた紐をピストルに結びつけておいて...
井上良夫 「J・D・カーの密室犯罪の研究」
...鉄門の下にコンクリの固まりを錘りとして...
海野十三 「生きている腸」
...重い錘が細い糸で吊るしてあれば...
O. H. ダンバー O. H. Dunbar The Creative CAT 訳 「感覚の殻」
...(之を錘り石と呼ぶ)(第四)質(しつ)の粗(あら)き丸石にして凹所(おうしよ)を有する者...
坪井正五郎 「コロボックル風俗考」
...つまりピアノ線の両端に錘(おもり)をつけたようなものをやたらと空中へ打ち上げれば襲撃飛行機隊は多少の迷惑を感じそうな気がする...
寺田寅彦 「からすうりの花と蛾」
...二つ死滅の運命の錘(おもり)をおけり...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...鉛の錘もずっしりとしている...
豊島与志雄 「田園の幻」
...ねむたい目をみはつて床のなかから眺めてると丁字がしらを心に紡錘形(ばうすゐけい)にたつてる焔がきれの長いひとつ目にみえ...
中勘助 「銀の匙」
...「こいつ剛情な奴だなと言ひながら打ち下した錘が竹刀のほとりに止まつたかと思ふうちに竹刀はぎり/\と卷かれた...
長塚節 「撃劍興行」
...簪(かんざし)を錘(おもり)にして...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...(第四十圖(だいしじゆうず))第四十圖 日本發見石器及び骨角器(1)(2)石棒(3)石冠(4)錘り石(5)獨鈷石(6)石皿(7)雨だれ石(8)骨針(9)(10)骨鈷(11)(12)(13)骨鏃(14)(15)(16)骨製鈎針(17)骨製浮孔口(18)骨製弓筈今(いま)まで申(まを)しました石器(せつき)は...
濱田青陵 「博物館」
...錘(おもり)のついた綱をおろす...
ジョナサン・スイフト Jonathan Swift 原民喜訳 「ガリバー旅行記」
...紡錘はビイビイ唸り...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...不意に兩方の足に重い錘がついたやうで...
正宗白鳥 「雨」
...錘(おもり)をつけられかつ呪われたままで泥底のなかに沈みこんでいることなどがあった...
室生犀星 「幻影の都市」
...意味もなく縒(より)を掛けて紡錘(つむ)に巻くに過ぎない...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...必然の紡錘(ぼうすい)のまわりに配置したのである」と...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
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