...アムブロアジヌ婆あさんはそれを紡錘(つむ)に巻きつけて...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...回転動力の重錘(おもり)というか分銅というか...
大阪圭吉 「灯台鬼」
...なぜならば「五十六ポンド」錘りが途中で休んでいるのに...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...(之を錘り石と呼ぶ)(第四)質(しつ)の粗(あら)き丸石にして凹所(おうしよ)を有する者...
坪井正五郎 「コロボックル風俗考」
...)●凹み石錘(おも)り石の左方(さはう)に畫きたる火山石を人工(じんこう)にて橢圓体状(だゑんたいじやう)に爲したる者にして...
坪井正五郎 「コロボックル風俗考」
...そして歯車と錘とから出来ている時計が...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...そうしておいて再び左手を下げて糸を紡錘の針の先端にからませて撚りをかけながら新たな糸を引き出すのである...
寺田寅彦 「糸車」
...四十九個の紡錘体の始末に困ったが...
寺田寅彦 「簔虫と蜘蛛」
...*牡牛の角の先につく鉛の錘(おもり)...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...乾柿を幾つか煉り合せて、紡錘形に固め、それを紙にくるみ、更に藁で包みこみ、上から縄でぐるぐる巻いて締めつけたものです...
豊島与志雄 「花子の陳述」
...海の中から錘(おもり)をひきあげているのです...
中里介山 「大菩薩峠」
...重い錘をつけておくと...
中谷宇吉郎 「大謀網」
...(第四十圖(だいしじゆうず))また錘石(おもりいし)といふのがあります...
濱田青陵 「博物館」
...樹形は円錘(ゑんすゐ)状...
林芙美子 「浮雲」
...二つのハンドルでその沈錘(ちんすい)を巻き上げねばならない...
葉山嘉樹 「海に生くる人々」
...過去四年間の『錘』以來の詩にも屡その厭世的な陰鬱な心持の中から吾れ知らず迸つて來るのは何等燻(くす)んだ色のない都會を歌つた詩...
福士幸次郎 「太陽の子」
...一面には字句の錘錬(ついれん)に苦心して...
森鴎外 「魚玄機」
...紡錘(つむ)のように次第に細くなりながら...
ルナール Jules Renard 岸田国士訳 「博物誌」
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