...しかし彼女は、ほとんど外国をまわっていたし、またいつも洋装ばかりしていたので、こうした場合、錐がなければ、鼻緒はすげられないものと思いこんでいた...
海野十三 「爆薬の花籠」
...この三つの廻転錐は...
海野十三 「未来の地下戦車長」
...まず錐のうしろへ送られる...
海野十三 「未来の地下戦車長」
...どんな寒い冬の朝でも道場は暗いうちから満堂立錐の余地なく...
相馬愛蔵、相馬黒光 「一商人として」
...同樣にして鉋(かんな)の如くに運動(うんどう)さする仕方も有り一片の木切れに細(ほそ)き棒(ぼう)の先を當てて錐(きり)の如くに揉(も)む仕方(しかた)も有るなり...
坪井正五郎 「コロボックル風俗考」
...(第五)石を打ち欠きて作れる錐形(きりがた)の者...
坪井正五郎 「コロボックル風俗考」
...頭には高くとがった円錐形(えんすいけい)の帽子をかぶり...
寺田寅彦 「物売りの声」
...桝に盛られたこの立錐(りっすい)の余地なき人間の一山は...
中里介山 「大菩薩峠」
...私のせんちめんたるは錐のごとくなる...
萩原朔太郎 「散文詩・詩的散文」
...それは石(いし)の錐(きり)(石錐(せきすい))といふものです...
濱田青陵 「博物館」
...空気抜きのため錐(きり)の穴が二つ三つつけてありました...
ジョナサン・スイフト Jonathan Swift 原民喜訳 「ガリバー旅行記」
...その円錐花はまた散漫ならずして緊縮すると雖どもハチクの花の如くならず...
牧野富太郎 「植物記」
...三種類ほどの錐(きり)などが道具で...
山本周五郎 「季節のない街」
...また錐(きり)でも揉(も)み込まれるように...
山本周五郎 「花も刀も」
...円錐形のテントのうち何張りかはすでに堅い雪のブロックで補強してあり...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「狂気の山脈にて」
...頭部を平坦に切り詰められた円錐や四角錐を載せる場合もあって...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「狂気の山脈にて」
...肩掛け鞄ないしナップザックを円錐状体幹部から下げていた...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「時間からの影」
...他の三本の大きなメンバは円錐側面に垂らしたままになりがちで...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「時間からの影」
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