...枝が垂れ下つて全体が円錐形的に兜に似た松の姿も鮮明に残つて居る...
安倍能成 「初旅の残像」
...雨を流し散らす為に角錐形の樫の木片を取りつける(図432)...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...鼻が三角錐(さんかくすい)のようにとがって前へとびだしている...
海野十三 「少年探偵長」
...錐をうごかす動力は...
海野十三 「未来の地下戦車長」
...地下戦車の廻転錐のところを注視(ちゅうし)する...
海野十三 「未来の地下戦車長」
...土器の中には此石錐(いしきり)にて揉(も)み開(あ)けたるに相違無き圓錐形の孔(あな)有る物有り...
坪井正五郎 「コロボックル風俗考」
...焉ぞ錐揉(きりも)みの如き運動(うんどう)の熱(ねつ)を用ゆる事を知(し)らざらん...
坪井正五郎 「コロボックル風俗考」
...石錐石鏃(せきぞく)の類品(るゐひん)にして...
坪井正五郎 「コロボックル風俗考」
...鋭利な錐の先を以て瞼を突かれても...
中島敦 「名人傳」
...微小角錐のような簡単なもののほかに...
中谷宇吉郎 「黒い月の世界」
...稜錐塔(ピラミッド)の空を燬(や)く所...
夏目漱石 「虞美人草」
...錐(きり)で突いたらしい穴が幾つも幾つも明いております...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...可哀想に耳に錐(きり)を叩き込むやうな恐ろしいことの出來る筈はない」平次は最早容赦はありませんでした...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...錐を揉みこまれるような肩の痛みが灼熱感にかわり...
久生十蘭 「一の倉沢」
...数が多く個々倒円錐形の大形花床すなわち花托(蓮房もしくは蜂と称する)の上平面の凹処に陥在し...
牧野富太郎 「植物記」
...おのずから眉間(みけん)に感情の錐(きり)が立ち...
吉川英治 「宮本武蔵」
...前方にロス島のエレバス山とテラー山の円錐形の山容が現れ...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「狂気の山脈にて」
...肩掛け鞄ないしナップザックを円錐状体幹部から下げていた...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「時間からの影」
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