...この回転錐であります」「ほう...
海野十三 「未来の地下戦車長」
...無論立錐(りっすい)の余地なき満員である...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...三つとも尖っていて円錐形をなしていた...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...円錐状結晶体を持つ目もあった...
C. スミス C. Smith The Creative CAT 訳 「いえ、いえ、ラゴーフにはもう!」
...錐(きり)の先で突いても穴一つあかず...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...そう思うと其の腹の痛みが針か錐で突くようにきりきりと痛い...
田中貢太郎 「雀の宮物語」
...錐(きり)で刺すような寒さに身内がぞくぞくして迚(とて)も静然(じっ)としていられないので...
モーリス・ルヴェル Maurice Level 田中早苗訳 「碧眼」
...錐(きり)をもみ込むように大きくなっていった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...彼の目は錐(きり)のごとく...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...三ツ目錐の炎を消すには...
中里介山 「大菩薩峠」
...立錐の余地もなく...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...僕の神経は錐(きり)の様に尖(とン)がって来たから...
二葉亭四迷 「平凡」
...己は又その釘の頭を元の通りに錐の孔に嵌めて見た...
エドガア・アルラン・ポオ Edgar Allan Poe 森林太郎訳 「病院横町の殺人犯」
...満堂立錐(りっすい)の地なく...
穂積陳重 「法窓夜話」
...その円錐花はまた散漫ならずして緊縮すると雖どもハチクの花の如くならず...
牧野富太郎 「植物記」
...高い高い錐(きり)のような山の頂上(ちょうじょう)に片脚(かたあし)で立っているのです...
宮沢賢治 「貝の火」
...錐(きり)を胸に揉(も)みこまれたようなショックだった...
山川方夫 「待っている女」
...錐(きり)みたいに見澄ました...
吉川英治 「平の将門」
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