...立錐の余地だに無く...
石井研堂 「東京市騒擾中の釣」
...杉並木は下枝がおろしてなく、円錐形に並び、無精者の髪の裾毛みたいに、参道に低くむくむくとはみ出していた...
梅崎春生 「狂い凧」
...小さい円錐型の帽子がのっている...
海野十三 「火星兵団」
...錐もみ状態になって墜ちてくる...
海野十三 「空襲下の日本」
...石錐石鏃(せきぞく)の類品(るゐひん)にして...
坪井正五郎 「コロボックル風俗考」
...錐のようにわたくしの胸に刺さりました...
豊島与志雄 「死因の疑問」
...深く落ちくぼんで錐(きり)のように鋭かった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...三ツ目錐といえば...
中里介山 「大菩薩峠」
...ちゃんと角錐だの...
中谷宇吉郎 「雪後記」
...尖(とが)る錐(きり)に自分の股(もも)を刺し通して...
夏目漱石 「虞美人草」
...思ひきや錐(きり)のやうに尖つて居るのです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...錐(きり)ぢや細過ぎる」「待て/\...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...(第三十九圖(だいさんじゆうくず)5)第三十九圖 日本發見石器(1)(2)打製石斧(3)(4)磨製石斧(5)石斧に柄をつけたもの(6)環状石斧(7)有孔石斧(8)ゑぐり入り石斧(9)石庖丁(10)石槍(11)石匙(12)石鏃(13)磨製石鏃(14)石錐石斧(せきふ)についでたくさんにあるのは...
濱田青陵 「博物館」
...鋭い錐氷に爪先を打ちつけると...
久生十蘭 「海豹島」
...僕の神経は錐(きり)の様に尖(とン)がって来たから...
二葉亭四迷 「平凡」
...殊に円錐型のベルリン競技場は吾々の想像以上に底が深く円錐の縁が深い...
横光利一 「欧洲紀行」
...一握りの盛り塩が円錐形の姿を崩さず...
横光利一 「旅愁」
...三メートルの高さで基部が三メートル幅の円錐だったのだ...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「時間からの影」
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