...「鋭鋒な刃物を使って細かい作業をする」...
...「鋭鋒な切り返しで相手を翻弄する」...
...「鋭鋒な議論で相手を説得する」...
...「鋭鋒なチームで大会に勝利する」...
...「鋭鋒な感覚で問題に取り組む」...
...革命軍の鋭鋒、当るべからざるを聞ける宗盛は、是に於て、舞楽の名手、五月人形の大将軍右近衛中将平維盛を主将とせる、有力なる征北軍を組織し、白旄黄鉞、粛々として、怒濤の如く来り迫る革命軍を、討たしめたり...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...そうとしかわしには思えんのがいる」と相手の鋭鋒をそらした...
高見順 「いやな感じ」
...局面一変の新手段を採りたり是れ自己に対する攻撃の鋭鋒を他に転ぜしめむとするの権謀なりと雖も...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...その少年の鋭鋒を避けるようにしながら...
中里介山 「大菩薩峠」
...ブンブン振り廻して来る丸太の鋭鋒が当り難しと見たのか...
中里介山 「大菩薩峠」
...その鋭鋒を避けなければならんというような...
中里介山 「大菩薩峠」
...謹厚なうちにも流石に先生の鋭鋒を現してゐる...
中村憲吉 「頼杏坪先生」
...巧みに六弥の鋭鋒を挫(くじ)いて...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...お徳の鋭鋒(えいほう)を避け...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...これも巧(たく)みに鋭鋒を避けて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...御存じの通りの呑氣者でせう」叔母さんの鋭鋒は...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...師匠」勢ひ込んで疊みかける幸三郎の鋭鋒を...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...夫に打っ附かろうと思った鋭鋒(えいほう)は次第に挫(くじ)けて来た...
森鴎外 「雁」
...水口さんのあの鋭鋒は見事に入っている...
山崎富栄 「雨の玉川心中」
...彼の百万の鋭鋒を避け...
吉川英治 「三国志」
...秀吉の鋭鋒にあたって...
吉川英治 「新書太閤記」
...つつんでいた才気は徐々(じょじょ)に鋭鋒(えいほう)をあらわし...
吉川英治 「新・水滸伝」
...兵庫は不審に思って、彼の鋭鋒を、そのなすがままに避けて、しばらく眺めていると、やがて、「――どうだッ!」伊織は、その刀を揮(ふる)って、ひょろ長い一本の灌木をズバリと斬り、木の半身がばさっと草むらへ仆れると、自分も共に、へなへなと坐って、「どうだ! 狐」と、肩で息をついているのであった...
吉川英治 「宮本武蔵」
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