...それまでは鋭気をやしないながら...
海野十三 「浮かぶ飛行島」
...また先刻の討論を聴いても甚だ鋭気勃々(ぼつぼつ)たる有様を見て...
大隈重信 「〔憲政本党〕総理退任の辞」
...すべからく寝て鋭気を養うべしだ」言いつつ菓子皿に残れるカステーラの一片を頬(ほお)ばり「むむ...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...三陸沖鯰は百年くらいは休養して鋭気を養うだろうとたかをくくっていると...
武者金吉 「地震なまず」
...これはわが旅人の鋭気の盛り...
柳田国男 「雪国の春」
...いよいよ鋭気を増して...
吉川英治 「剣難女難」
...全軍の鋭気をくじいた罪は浅くない」と...
吉川英治 「三国志」
...鋭気や若さはありますが...
吉川英治 「三国志」
...二つには目前の敵の鋭気を避け...
吉川英治 「三国志」
...敵の鋭気をくじいて後...
吉川英治 「三国志」
...曹操はひどく鋭気を削(そ)がれていた...
吉川英治 「三国志」
...その間に逸(はや)る敵の鋭気をなだめ...
吉川英治 「三国志」
...鋭気があり過ぎる」心もとなく思ったか...
吉川英治 「三国志」
...呉は鋭気日頃に百倍して...
吉川英治 「三国志」
...おなじ鋭気をもった青壮年が多く見られた...
吉川英治 「私本太平記」
...ふたたび結集して鋭気を取り戻そう...
吉川英治 「新書太閤記」
...気負う鋭気を危ぶむかのように熟慮(じゅくりょ)の眼をふさいだ...
吉川英治 「新書太閤記」
...何せよ、秀吉に続く数多(あまた)の将士が、秀吉におくれじと、また、余人に先は譲らじと、鋭気を競い、先を争うて急ぐこと、戦国の日、諸所に大小の合戦は繰り返されたが、まだかつて今日ほど、その先争いの烈しかったことはなかった...
吉川英治 「新書太閤記」
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