...さうして其処を鋭く刺した...
芥川龍之介 「槍ヶ嶽紀行」
...神經が研ぎすました西洋剃刀の刄のやうに鋭くなつてゐて...
石川啄木 「新しい歌の味ひ」
...「ニコライ・イーリイッチ」と彼は鋭くささやいた...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「小波瀾」
...鋭く長き槍はその根元に於て穗を碎く――デーイポボスは剛勇のメーリオネース突く槍を恐るるあまり...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...*エーリオス眼光他より鋭くも...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...前方へ下目がちに錐のように鋭く注がれていた...
豊島与志雄 「黒点」
...眼付が鋭く……恐らく前日来何か頭の中で模索し続けたのでしょう……顔付もとげとげしているようでした...
豊島与志雄 「肉体」
...このごろいよいよ鋭く私の良心を責める...
永井隆 「この子を残して」
...實は何もかも鋭く見ぬいてゐるのである...
萩原朔太郎 「本質的な文學者」
...ますます筆鋒を鋭くして...
穂積陳重 「法窓夜話」
...鋭く遮(さえぎ)るようにいった...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...愚劣な伝習というようなものを常に鋭く諷刺し...
宮本百合子 「新たなプロレタリア文学」
...実に鋭く内的につかんでいます...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...ですが初代の茶人達は鋭くもそれ等のものの美に打たれました...
柳宗悦 「民藝とは何か」
...神経を磨(みが)き澄まし、精神を張り切って、眼にも見えず、耳にも聞えない或る事を考え詰めている時に電光のように閃めき出すもので、その鋭くて、早くて、確かな事はとても無線電波なぞの及ぶものでない...
夢野久作 「暗黒公使」
...と――「お蝶ッ」日本左衛門が鋭く言います...
吉川英治 「江戸三国志」
...眸(ひとみ)づかいは鋭くて細かい)知り合うほど一面では...
吉川英治 「新書太閤記」
...赤い切先(きっさき)のように鋭く燃えるあの眼つきに遇(あ)っては...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「にんじん」
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