...頭の上から斜(はす)に鋪石(しきいし)迄吹き卸ろして来る...
芥川龍之介 「文芸鑑賞講座」
...屋外は巨大な石の鋪床...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...岩や石で鋪装してあり...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...やがて秋森家の表門の前まで来て鋪道の上の先刻(さっき)の処に立停ると...
大阪圭吉 「石塀幽霊」
...日間は親類の鋪へ出ているものですから」「他に御事情がなければ...
田中貢太郎 「雷峯塔物語」
...同じキビキビした足音が表の鋪道にきこえて宣教師が...
G・K・チェスタートン G. K. Chesterton 村崎敏郎訳 「古書の呪い」
...その場所にはさっきのあの哀れな父親が鋪石(しきいし)の上に俯向になってひれ伏していて...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...本当の銀座の鋪道であんな大声であんな媚態を演じるものがあったら狂女としか思われないであろうが...
寺田寅彦 「初冬の日記から」
...オルダス・ハクスレーの短篇『若きアルキメデス』には百姓の子のギドーが木片の燃えさしで鋪道(ほどう)の石の上に図形を描いてこの定理の証明をやっている場面が出て来るのである...
寺田寅彦 「ピタゴラスと豆」
...すでに道路に煉瓦(れんが)の鋪装が出来ており...
徳田秋声 「縮図」
...アスファルトを鋪いた真直の通りを...
豊島与志雄 「蠱惑」
...この鋪石(しきいし)の上で...
中里介山 「大菩薩峠」
...彼はずぶ濡れの鋪道(ほどう)を電車駅の方へ歩いた...
原民喜 「秋日記」
...しかしまっすぐ歩ける自分を訝(いぶか)りながら鋪道を歩いていた...
原民喜 「死のなかの風景」
...やつと人ひとり通れるか通れないかぐらゐの鋪石を殘して...
堀辰雄 「CARTE POSTALE」
...ニュー・ヨークの鋪道に立った私だった...
前田河広一郎 「ニュー・ヨーク 『青春の自画像』より」
...座鋪の方を指さしながら...
森鴎外 「雁」
...行く手の鋪道を集めている広場から左に折れた所に千鶴子のホテルがあった...
横光利一 「旅愁」
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