...青年探偵帆村荘六は銀座の鋪道の上を...
海野十三 「流線間諜」
...合宿裏の花壇(かだん)にかこまれた鋪道(ほどう)のことです...
田中英光 「オリンポスの果実」
...山門(さんもん)の鋪石道(しきいしみち)にガラガラと車の音がした...
田山花袋 「田舎教師」
...鋪道のあの人を跛(びっこ)にしそうな石には...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...自分にそっくりの人間とここで二人だけでこの鋪石(しきいし)の上に立っているなんて...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...自分の傍の板鋪の上に琵琶を置き...
小泉八雲 Lafcadio Hearn 戸川明三訳 「耳無芳一の話」
...鋪装道路の両側に並び立っている立木の根本に...
中谷宇吉郎 「ウィネッカの秋」
...赤煉瓦(れんが)の鋪道の片隅に...
林芙美子 「新版 放浪記」
...刻々にふるえる佗しいものが会社を出て鋪道(ほどう)を歩きながらも...
原民喜 「美しき死の岸に」
...鋪石道を往き復(かへ)りした...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...床には四角の煉瓦が鋪いてあり...
エドガア・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「鐘塔の悪魔」
...發育ざかりの雜草が鋪道にまではみ出してゐる...
堀辰雄 「CARTE POSTALE」
...汝もし信ぜずば今夜新しい葉を席(むしろ)の下に鋪(し)いて...
南方熊楠 「十二支考」
...ザッと鋪道を洗い...
宮本百合子 「刻々」
...」その二百九十「わづかに畳三枚(ひら)ばかり鋪ける...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...享保(きょうほう)年間に我邦(わがくに)に渡ってきてまだ薬鋪(やくほ)にも出ぬというものが...
柳田国男 「海上の道」
...鋪道に閉め出された黄包車(ワンポウツ)の車輪の傍を通り...
横光利一 「上海」
...救世観音像一鋪...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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