...鎗の鋒鋩がグイグイとそこを抉った...
江戸川乱歩 「悪魔の紋章」
...電燈の光が光鋩もなくぼんやりと濡れてかがやいてゐるのを前にして...
田山花袋 「日光」
...ヒヤリとするほど鋒鋩(ほうぼう)をあらわしている...
徳永直 「冬枯れ」
...特に硯の鋒鋩の研究や磨墨の機構の闡明(せんめい)など...
中谷宇吉郎 「墨色」
...白旗直八は自分の腰の物で刺されたんだぜ」平次はようやく鋭い鋒鋩(ほこさき)を現わしました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...左(さ)り気(げ)なく光鋩(こうぼう)を納めます...
野村胡堂 「礫心中」
...まだ何んにも纏まったことはわかって居ないのだ」巧みに鋒鋩(ほうぼう)を避けて...
野村胡堂 「笑う悪魔」
...孫次郎は鋩子(ぼうし)さがり...
山本周五郎 「おもかげ抄」
...探海燈の光鋩(こうぼう)が廻って来ると...
横光利一 「上海」
...ただ探海燈の光鋩(こうぼう)が空で廻るたびごとに...
横光利一 「上海」
...夕日に輝きながら鋭い光鋩(こうぼう)を眼のように放っていた...
横光利一 「花園の思想」
...月光をチカッと射る鋩子(ぼうし)の先から...
吉川英治 「江戸三国志」
...真剣の鋩子(きっさき)より鋭く見えた竹杖の先に...
吉川英治 「剣難女難」
...氷(こおり)のごとき鋩子(きっさき)の破片(はへん)...
吉川英治 「神州天馬侠」
...発祥の光鋩(こうぼう)を曳き...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
...未来の鋒鋩(ほうぼう)を蔵しつつ...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
...今にも突き出さんと撓(た)め澄ます光鋩(こうぼう)...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...その鋩子(きっさき)から虹のように血を噴(ふ)き...
吉川英治 「宮本武蔵」
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