...我々が使用する鋤や耨は...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...現に客冬(かくとう)刊行の或る雑誌にも掲載(けいさい)したるよし(栗本鋤雲(くりもとじょうん)翁は自(みず)から旧幕の遺臣(いしん)を以て居(お)り...
石河幹明 「瘠我慢の説」
...浩平は満身の力を鋤簾にこめて泥をすくい上げ...
犬田卯 「米」
...彼は極めて用心深く一鋤々々(ひとすきひとすき)...
魯迅 井上紅梅訳 「白光」
...鋤の尖に何か固いものがぶつかった...
魯迅 井上紅梅訳 「白光」
...一六二〇―一七〇六年、有名な日記作家で畠作りについて書いた〕がいっているとおり「まったく、どんな混合肥料でも施肥でも、この、鋤で絶えず耕し、掘りかえし、土をひっくりかえすということとは比べものにならない」からであった...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...元禄時代には十分に耕耘(こううん)の暇がなかった方面に鋤(すき)を下ろして仕事をしているというに過ぎないのであります...
高浜虚子 「俳句とはどんなものか」
...かれの体格が鋤犁を取るには不適当なのを考えてかれは躊躇した...
田山花袋 「トコヨゴヨミ」
...墓穴のそばに突きさした鋤(すき)の柄(え)にからすが止まると墓掘りが憎さげにそれを追う...
寺田寅彦 「映画雑感(4[#「4」はローマ数字、1-13-24])」
...鋤が棺に当ったらしく...
直木三十五 「南国太平記」
...々(てきてき)ノ竿、漁翁雨ニ釣リ、井々(せいせい)ノ田、村女烟ニ鋤ス...
永井荷風 「向嶋」
...鍬と鋤(すき)を持って行くつもりです」と言って...
中里介山 「大菩薩峠」
...地を掘る鋤(すき)の様なものは無いか...
シモン・ニューコム 黒岩涙香訳 「暗黒星」
...鋤(すき)と鍬(くは)と...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...御自身に鋤鍬を取ってお掘(ほり)なさいませ...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...聞いてみると、野田家の息子は、父鋤雲氏の歿後、さかんに遊蕩(ゆうとう)したらしいのである...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
...鋤(すき)をすてて...
吉川英治 「宮本武蔵」
...寺男の爺さんはせっせと鋤をふるいながら段々穴を掘り下げていたが...
若杉鳥子 「ある遊郭での出来事」
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