...其(その)英才はいよいよ鋒鋩(ほうぼう)を現したが...
W・S・モーゼス William Stainton Moses 浅野和三郎訳 「霊訓」
...鎗の鋒鋩がグイグイとそこを抉った...
江戸川乱歩 「悪魔の紋章」
...「何がそんなにをかしいの?」と細君の方でも聲を荒らげて先づ其鋒鋩を挫かうとする...
高濱虚子 「俳諧師」
...ヒヤリとするほど鋒鋩(ほうぼう)をあらわしている...
徳永直 「冬枯れ」
...次第にそれに固有だった論理性の鋒鋩を...
戸坂潤 「思想としての文学」
...鋒鋩(ほうぼう)の問題に関係があると思われる...
中谷宇吉郎 「硯と墨」
...端溪の鋒鋩の美事な硯で...
中谷宇吉郎 「硯と墨」
...いわゆる鋒鋩をなしている...
中谷宇吉郎 「硯と墨」
...しだいに鋒鋩(ほうぼう)を露(あら)わして来た...
夏目漱石 「明暗」
...もう邪魔はしないから」と迷亭君がようやく鋒鋩(ほうぼう)を収めると...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...白旗直八は自分の腰の物で刺されたんだぜ」平次は漸く鋭い鋒鋩(ほこさき)を現はしました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...白旗直八は自分の腰の物で刺されたんだぜ」平次はようやく鋭い鋒鋩(ほこさき)を現わしました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...狼(おほかみ)の遠吠見たいな聲を出させるんですもの」お組はチラリと鋒鋩(ほうばう)を出しました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...あんな具合になります」お品は始めてその叡知(えいち)の鋒鋩を見せました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...まだ何んにも纏まったことはわかって居ないのだ」巧みに鋒鋩(ほうぼう)を避けて...
野村胡堂 「笑う悪魔」
...陽にその鋒鋩を収め...
日野強 「新疆所感」
...未来の鋒鋩(ほうぼう)を蔵しつつ...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
...小次郎の鋒鋩(ほうぼう)が次第に見えてきて...
吉川英治 「宮本武蔵」
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