...幾人かのものは銘々に札をもつて骨牌(かるた)とりをする...
アーヴィング 高垣松雄訳 「クリスマス・イーヴ」
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饗庭篁村 「木曾道中記」
...銘々いちばん深い印象を与えるような動作をしては消えて行った...
有島武郎 「或る女」
...慶長の頃に至ってはこの儒者と僧侶が銘々の職業を離れて政治に嘴(くちばし)を容(い)れるようになっていたのであります...
伊波普猷 「琉球史の趨勢」
...刃口の削り方など銘々の流儀で違う...
高村光太郎 「回想録」
...銘々ざっくばらんにお近づきになって下さい!」将校連は...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「接吻」
...要は彼等が銘々、夫々のものをどういう形で問題にしたかに帰着するので、哲学的な形としては、ギリシア人には自然が、キリスト教徒には人間の歴史が、問題となったのである...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...ヒューマニズムという言葉の内に世間の人は銘々勝手な希望をたたきこむことが出来る...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...「はい」「銘々(めいめい)...
直木三十五 「南国太平記」
...その実銘々(めいめい)孤立して山の中に立て籠(こも)っていると一般で...
夏目漱石 「道楽と職業」
...「エッ、世話を焼かせる」善悪男女六人、銘々、思い思いの感動にひたり乍ら、もう一度暗い段々を辿って明るみへ出ました...
野村胡堂 「古銭の謎」
...口が揃うのまで疑っては際限がありません」二人は顔見合せて銘々の考えに沈みました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...それは銘々の親許に還(かへ)しましたが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...家族は銘々(めい/\)の部屋に閉ぢ籠つてしまひ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...残り九十人の者どもわが意に叶(かな)わずとて銘々に商法を議し...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...銘々に家業を勤めて...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...早く銘々の旧藩地に学校を立てなば...
福沢諭吉 「旧藩情」
...銘々(めいめい)...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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