...銘々が銘々の仕事を独力でやって行くのに或る促進を受ける...
有島武郎 「北海道に就いての印象」
...本庄村の同僚達の村高や屋敷の廣さが銘々に詳記され...
石川三四郎 「浪」
...ただ当人銘々(めいめい)の好事心(こうずしん)より出でたるに過ぎず...
石河幹明 「瘠我慢の説」
...銘々のお茶を注(つ)いで歩いた...
魯迅 井上紅梅訳 「薬」
...それには銘々キュピットの形をした可愛らしい木の立札が立ててあります...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「耳香水」
...その中には銘々の好きなものもあれば...
丘浅次郎 「落第と退校」
...銘々会釈をしながら...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...銘々(めい/\)志す方に向いて居た...
田山録弥 「尾崎紅葉とその作品」
...床の上に銘々の所得を数え立てた時に...
ディッケンス Dickens 森田草平訳 「クリスマス・カロル」
...婆(ばあ)さん等(ら)は圓(まる)い座(ざ)を作(つく)つて銘々(めい/\)の前(まへ)へ二錢(せん)づつの錢(ぜに)を置(お)いた...
長塚節 「土」
...「諸君は銘々の案を立てて...
野村胡堂 「古城の真昼」
...「エッ、世話を焼かせる」善悪男女六人、銘々、思い思いの感動にひたり乍ら、もう一度暗い段々を辿って明るみへ出ました...
野村胡堂 「古銭の謎」
...銘々のお手拭を見せて下さい...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...亥刻半(よつはん)(十一時)過ぎ銘々の部屋へ引取つた後は店二階に寢る金之助が老番頭の平吉と...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...中に入ると、見物はバラリと五十人ばかり、草の上に荒筵(あらむしろ)を敷き、その上に茣蓙(ござ)を敷いて、下足は銘々持ち、芝居は何やら物々しく展開して居り、見物は固唾を呑んでそれに陶醉して居る樣子です...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...自然銘々の失策もでき...
服部之総 「新撰組」
...戦争するなら銘々(めいめい)勝手にしろと...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...銘々(めいめい)...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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