...銘々(めいめい)の家に帰った...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...そして、間もなく、私も初代も、銘々の母親に、私達の意中を打開(うちあ)ける様にさえなった...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...だが、要は、銘々が成る可く、違つた香水を用ゐることだ...
大手拓次 「「香水の表情」に就いて」
...御銘々にお好きなものを御註文下さい――おい...
谷譲次 「踊る地平線」
...銘々それに代る略号を発明して...
谷譲次 「踊る地平線」
...そうして翌朝になって銘々(めいめい)の絹帷子(きぬかたびら)を調べ「少しも皺(しわ)のよらざる女一人有」りそれを下手人と睨(にら)むというのがある...
寺田寅彦 「西鶴と科学」
...少なくも銘々の自宅の井戸についての恐ろしさはいくらか減じはしないだろうか...
寺田寅彦 「流言蜚語」
...その対立にも拘らず銘々夫々の科学性――真理性――を自負することが出来るのは...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...要は彼等が銘々、夫々のものをどういう形で問題にしたかに帰着するので、哲学的な形としては、ギリシア人には自然が、キリスト教徒には人間の歴史が、問題となったのである...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...銘々別な道を辿って行ったということも忘れることが出来ない...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...銘々(めいめい)の海水着を投げ掛け投げ掛け...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...銘々(めい/\)自分だけ良い子にならうと辯じ立てるから...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...戌刻(いつゝ)か戌刻半(いつゝはん)には別々に銘々のお部屋に引取つて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...銘々の家へ歸つて行つて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...暫(しば)らく銘々のことを考えて居りましたが...
野村胡堂 「法悦クラブ」
...却(かえっ)て銘々共(めいめいども)が亜米利加人に連れて行(いっ)て貰(もらっ)たように思われて...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...今では皆小供が銘々(めいめい)に引受けて...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...銘々(めいめい)...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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