...各々の学派は銘々に自分らの意見を固執して他の派の考え方に反対している...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...銘々の婦人に幾何(いくばく)の共通な方向があって...
上村松園 「雷同性に富む現代女流画家」
...それには銘々キュピットの形をした可愛らしい木の立札が立ててあります...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「耳香水」
...目をつけられないようにと銘々が互に競って大声を出して歌ったのだ...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...いつでも私共の銘々にいつも親切な挨拶と...
小泉八雲 田部隆次訳 「秋月先生の古稀を祝して」
...そしてトロイカが町の門へ向かって疾駆して行くあいだ皆は黙りこんで、ただ彼女が温かく居心地のいいように気をつかいながら、銘々の心の中で、以前の彼女と現在の彼女の変わりようを、じっと思い較べるのであった...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「大ヴォローヂャと小ヴォローヂャ」
...其の上部に平假名交り漢字で銘々の傳記が書いてあつたらしい...
土井八枝 「隨筆 藪柑子」
...銘々他の世界観や存在論から独立であることが出来る...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...処が心――個人の――の特色は銘々が独立の体系の主体であって相互に喰い入ることの出来ないものだという処に横たわる...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...銘々が日記をつける義務があり...
戸坂潤 「『唯研ニュース』」
...「はい」「銘々(めいめい)...
直木三十五 「南国太平記」
...火を付けたり銘々受持があつて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...三人の人間が銘々提灯を六つづつブラ下げた棒を持つて川向うの土手を歩いたから...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...銘々一人つきりの仕事をして居るから...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...家族は銘々(めい/\)の部屋に閉ぢ籠つてしまひ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...銘々がかう思つてその声のする方に目を注いだ...
平出修 「逆徒」
...銘々の精神は恰も帝室の直轄にして...
福沢諭吉 「帝室論」
...銘々に茶碗に盛(もっ)て百鬼(ひゃくき)立食(りっしょく)...
福澤諭吉 「福翁自伝」
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