...魚は遠慮なく鉤を呑んで...
芥川龍之介 「素戔嗚尊」
...棚(さじき)ごとに壁に鉤(かぎ)して燭を立てたれば...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...ここに置いてあった物は、布製バケツ二十七、小さい木製バケツ二十、大きなバケツ六、梯子二、竿六、繩、鎖、鉤、長い竿についた提灯二...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...鉤(か)けて食(くら)ひね...
上田敏 上田敏訳 「牧羊神」
...楓と鉤樟とは完全に紅と黄に染まつて居ました...
江南文三 「佐渡が島から」
...その鉤を與へたまひき...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...銀魚(シャイナー)なんか鉤までとどかないうちにそこからひと御馳走いただいてしまうからね...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...籠(かご)を負い鉤杖(かぎづえ)を持った屑拾(くずひろ)いの女とであった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...最後の鉤縄(かぎなわ)を相手の裾に打込んで首尾よくからめ取ったほどの腕利きが...
中里介山 「大菩薩峠」
...それと鉤(かぎ)の手に座敷がある...
夏目漱石 「三四郎」
...幾つかの鉤裂(かぎざき)まで拵(こしら)えてあるのです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...鉤のやうな形の大きい鼻をしてゐる...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 森林太郎訳 「十三時」
...鉤が割りに低いところにあり...
牧逸馬 「ロウモン街の自殺ホテル」
...さすがに手鉤はぶち込まれなかったが...
正岡容 「小説 圓朝」
...鋸牙鉤爪(のこぎりばかぎのつめ)鬚健にして尖(とが)り舌大きさ掌のごとく倒(さかさま)に刺(はり)を生ず...
南方熊楠 「十二支考」
...池ぎわには垂鉤石というものがあったり...
室生犀星 「庭をつくる人」
...鉤索で引き寄せる...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...その鉤鎌(かぎかま)ノ鎗を歩兵に持たせて戦うしか破る法はないとも...
吉川英治 「新・水滸伝」
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