...彼は鉄面皮だから、批判されても動じない...
...鉄面皮の彼女には、一度も謝罪したことがない...
...鉄面皮の政治家ですね、あの人は...
...彼は鉄面皮のセールスマンで、断られても商品を売りつけようとする...
...鉄面皮の態度に、周りの人たちはうんざりしていた...
...僕もまた僕の小学時代には鉄面皮にも生薬屋へ行って「半紙を下さい」などといったものだった...
芥川龍之介 「本所両国」
...ひょっとしたら、この鉄面皮、ほんものかも知れない...
太宰治 「鉄面皮」
...そのとおり鉄面皮の愚作者なのだ...
太宰治 「鉄面皮」
...そのくらいの鉄面皮(てつめんぴ)さなら...
ツルゲーネフ 神西清訳 「はつ恋」
...他人の血を売る鉄面皮な商人であり...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...鉄面皮な僧侶たち...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...『鉄面皮即カラマゾフ的良心だ!』七 野心家の神学生アリョーシャは長老を寝室へ助け導いて寝台の上へ坐(すわ)らせた...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...私は更にその鉄面皮を責めたてた...
豊島与志雄 「理想の女」
...いらいらした、顔にしわのよった、弱々しい身体の、色の黄いろい、鉄面皮な、落ち着きのない、五十歳ばかりの背の低い男で、手足や身体には病身者らしいところがあり、目つきには非常な鋭さがあった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...九 新生活かくて彼は再び鉄面を被(かぶ)り愛児までを伴(ともな)いて帰宅せしに...
福田英子 「妾の半生涯」
...ト云ッたら或は「イヤ懶惰で鉄面皮で自惚で法螺を吹くから...
二葉亭四迷 「浮雲」
...鉄面皮以上に都合の悪い事があるってことですね」完...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「鉄面皮」
...その笛の音が鉄面皮におしつけがましく...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ヴェニスに死す」
...誰と誰ですか」「鉄面孔目(こうもく)の裴宣(はいせん)...
吉川英治 「新・水滸伝」
...「別芸題(べつげだい)」に女優白秀英(はくしゅうえい)が登場のこと「このほうは登州(とうしゅう)与力(よりき)の裴鉄面(はいてつめん)だが...
吉川英治 「新・水滸伝」
......
吉川英治 「新・水滸伝」
...――鉄面皮(てつめんぴ)だの...
吉川英治 「宮本武蔵」
...ご機嫌うるわしくいらせられますかい?」――そんな鉄面皮な挨拶をセルゲイがカテリーナ・リヴォーヴナに向ってしたのは...
神西清訳 「ムツェンスク郡のマクベス夫人」
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