...「鉄石のように頑固な人」...
...「あの問題については鉄石のように信じている」...
...「試合の前には鉄石のような集中力が必要だ」...
...「彼女の決意は鉄石のように強かった」...
...「鉄石の意志で病気と闘っている」...
...武者修行者は、巨人とか、魔法使とか、火を吹く竜とか、あるいはそれに似たもので簡単に退治できる敵と戦いさえすればよかったし、鉄や真鍮(しんちゅう)でできた門を通り、鉄石の壁をこえ、城の本丸に入りこみ、意中の女がとじこめられているところに行けばよかった...
ワシントン・アーヴィング Washington Irving 吉田甲子太郎訳 「スリーピー・ホローの伝説」
...シュリーフェン案を決行する鉄石の意志と...
石原莞爾 「最終戦争論」
...国民はこの惨状に堪え得る鉄石の意志を鍛錬しなければなりません...
石原莞爾 「最終戦争論」
...鉄石の心臓鋼鉄の筋骨我は神の像と精とを以て世に出でたり...
内村鑑三 「基督信徒のなぐさめ」
...天又人工(じんこう)をたすけて一夜の間に凍(こほり)て鉄石の如くになるゆゑ...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...※は春の雪鉄石のごとく凍(こほり)たる正二三月の間に用ふべきもの也...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...侍従中山忠光は浪花(なにわ)へ落ち、松本奎堂(けいどう)、藤本鉄石、吉村寅太郎らの勇士は、或いは戦死し、或いは自殺して、義烈の名をのみ留(とど)めた――十津川の乱の一挙は近世勤王史の花というべく、詳しく書けば、ここにまた一つの物語を見出されようけれども、それはここに必要を認めず...
中里介山 「大菩薩峠」
...鉄石のように冷酷な観察眼とで...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...京都の鉄石からの書翰に...
服部之総 「志士と経済」
...砕かんとすれども鉄石ごとくで破れず...
南方熊楠 「十二支考」
...「世上誰知鉄石衷...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...鉄石の如き意志を輝かす黒い瞳を正視した瞬間に...
夢野久作 「暗黒公使」
...鉄石も弱ったろうが...
吉川英治 「美しい日本の歴史」
...鉄石は大きく『うん』と...
吉川英治 「美しい日本の歴史」
...何ともはやユル・ブリンナーの藤本鉄石も不粋なでくの坊に見えて手が届くものなら彼の野暮にシャチコ張ッた鼻の頭へ白粉をつけてやりたくなっていたのだった...
吉川英治 「美しい日本の歴史」
...張遼はかれの鉄石心にきょうも心を打たれるばかりだったが...
吉川英治 「三国志」
...熊本の男児にも鉄石の心胆がある...
吉川英治 「日本名婦伝」
...鉄石の心をもつ、武士(つわもの)の八十余騎もおれば、何事か貫けぬことやあろう」「それと、朝がけを取止めたからには、当然、夜討となるが、こよいは三島明神(みょうじん)の祭、明十八日は、観世音の潔斎日(けっさいび)で、あなたに取って、殺生(せっしょう)は好まれますまい...
吉川英治 「源頼朝」
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