...「鉄石のように頑固な人」...
...「あの問題については鉄石のように信じている」...
...「試合の前には鉄石のような集中力が必要だ」...
...「彼女の決意は鉄石のように強かった」...
...「鉄石の意志で病気と闘っている」...
...第二に藤本鉄石(ふぢもとてつせき)の樹木は錆ナイフのやうに殺気立つてゐる...
芥川龍之介 「僻見」
...春にいたればこほること鉄石(てつせき)のごとし...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...朝(あさ)々は凍(こほる)こと鉄石の如くなれども...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...侍従中山忠光は浪花(なにわ)へ落ち、松本奎堂(けいどう)、藤本鉄石、吉村寅太郎らの勇士は、或いは戦死し、或いは自殺して、義烈の名をのみ留(とど)めた――十津川の乱の一挙は近世勤王史の花というべく、詳しく書けば、ここにまた一つの物語を見出されようけれども、それはここに必要を認めず...
中里介山 「大菩薩峠」
...藤本鉄石なんていう方へ加わりました」「まあ...
中里介山 「大菩薩峠」
...御用先じゃ文太郎の根性骨は鉄石だ...
長谷川伸 「中山七里 二幕五場」
...清河と一緒に「寺田屋」派から分離しのち天誅組の謀主となって斃れた藤本鉄石(ふじもとてっせき)らまで...
服部之総 「新撰組」
...自ら私権を保護して鉄石の如くなる士人は...
福沢諭吉 「日本男子論」
...左右に双(なら)びし大鶏の名をきくに、鉄石丸、火花丸、川ばた韋駝天(いだてん)、しゃまのねじ助、八重のしゃつら、磯松大風、伏見のりこん、中の島無類、前の鬼丸、後の鬼丸(これは大和の前鬼後鬼より採った名か)、天満(てんま)の力蔵、今日の命知らず、今宮の早鐘、脇見ずの山桜、夢の黒船、髭の樊(はんかい)、神鳴(なるかみ)の孫助、さざ波金碇(かねいかり)、くれないの竜田、今不二の山、京の地車、平野の岸崩し、寺島のしだり柳、綿屋の喧嘩母衣(けんかぼろ)、座摩の前の首、白尾なし公平、このほか名鳥限りなく、その座にして強きを求めてあたら小判を何ほどか捨てけると出(い)づ...
南方熊楠 「十二支考」
...唯使三心膓如二鉄石一...
山路愛山 「頼襄を論ず」
...鉄石の強さも強さ...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...とりあえず佐倉宗五郎以上の鉄石心(てっせきしん)が必要だ...
夢野久作 「爆弾太平記」
...藤本鉄石(真金)にこんな一話があったのを...
吉川英治 「美しい日本の歴史」
...何ともはやユル・ブリンナーの藤本鉄石も不粋なでくの坊に見えて手が届くものなら彼の野暮にシャチコ張ッた鼻の頭へ白粉をつけてやりたくなっていたのだった...
吉川英治 「美しい日本の歴史」
...張遼はかれの鉄石心にきょうも心を打たれるばかりだったが...
吉川英治 「三国志」
...鉄石(てっせき)のように強かった...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...熊本の男児にも鉄石の心胆がある...
吉川英治 「日本名婦伝」
...鉄石の心をもつ、武士(つわもの)の八十余騎もおれば、何事か貫けぬことやあろう」「それと、朝がけを取止めたからには、当然、夜討となるが、こよいは三島明神(みょうじん)の祭、明十八日は、観世音の潔斎日(けっさいび)で、あなたに取って、殺生(せっしょう)は好まれますまい...
吉川英治 「源頼朝」
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