...鉄片が落ちているので、拾ってください...
...地面に鉄片が散乱していて危ないので、片付けましょう...
...鉄片が衣服に付いたので、ブラシで取り除きました...
...工場の敷地内には、鉄片がたくさん落ちているので注意して歩きましょう...
...鉄片が誤って機械に入ってしまい、故障の原因になりました...
...若しこれがアベコベだったら鵜烏に小さい鉄片をつけて置いて...
海野十三 「科学者と夜店商人」
...しかもこの鉄片は...
海野十三 「太平洋魔城」
...汚れた鉄片!この二つが缶の中から出てきたのである...
海野十三 「太平洋魔城」
...特殊のメロディーを出すように茶釜の底に鉄片が並べてあるから...
岡倉覚三 村岡博訳 「茶の本」
...赤さびの鉄片(てっぺん)や...
鈴木三重吉 「大震火災記」
...長者は何か云いながら焼いた鉄片を壮い男の額(ひたい)に当てようとしました...
田中貢太郎 「宇賀長者物語」
...長者は手にしていた鉄片を投げだしました...
田中貢太郎 「宇賀長者物語」
...かかとの裏の三角形の鉄片がまず門内の敷石と摩擦してゴリゴリまたゲリゲリとすさまじい音を立てる...
寺田寅彦 「試験管」
...この鉄片はとにかく靴のかかとの磨滅(まめつ)を防ぐために取り付けたものには相違ない...
寺田寅彦 「試験管」
...この靴底の三角の鉄片の存在を主張する叫び声がだんだんに...
寺田寅彦 「試験管」
...この鉄片の軽く地面をたたくコツコツという音が...
寺田寅彦 「試験管」
...その紙の上に銀貨と二つの鉄片とを置き...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...彼の指の中にすいかずらの茎のように握りつぶされた古い鉄片の残りとを...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...「しかし鉄片が磁石に逢(お)うたら?」「はじめて逢うても会釈(えしゃく)はなかろ」と拇指の穴を逆(さか)に撫(な)でて澄ましている...
夏目漱石 「一夜」
...磁石(じしゃく)に吸いつけられる鉄片(てっぺん)の速度で...
夏目漱石 「行人」
...烈々たる士たり農たる諸要素はいわば鉄片であって...
服部之総 「新撰組」
...磁石に引かれる鉄片のように...
久生十蘭 「地底獣国」
...(二)石切場内には大小無数の石片石塊と、石工(いしく)の作業の跡、及、街道より散入したる藁(わら)、紙、草鞋(わらじ)、蹄鉄片、その他凡百の塵芥(じんかい)類似の物のほか、特に注意すべき遺物を認めず...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
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