例文・使い方一覧でみる「鈍根」の意味


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...併し悲しい哉鈍根の身には...   併し悲しい哉鈍根の身にはの読み方
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」

...此鈍根の身を何としよう...   此鈍根の身を何としようの読み方
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」

...自分達のやうな鈍根な者がどうして愛に於いて他人を包容する事が出來よう...   自分達のやうな鈍根な者がどうして愛に於いて他人を包容する事が出來ようの読み方
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」

...鈍根(どんこん)はいくらやるつもりでかかって何もできないで終るのであります...   鈍根はいくらやるつもりでかかって何もできないで終るのでありますの読み方
高浜虚子 「俳句の作りよう」

...ただ、彼がその自分の過去の説明を行った頃の支那の情勢、または日支関係、または支那の代表作家としての彼の位置、そのようなところから注意深く辿(たど)って行ったら、或いは何か首肯するに足るものに到達できるのではなかろうか、とも思われるのだが、鈍根の私には、そんなこまかな窮竟(きゅうきょう)はおぼつかない...   ただ、彼がその自分の過去の説明を行った頃の支那の情勢、または日支関係、または支那の代表作家としての彼の位置、そのようなところから注意深く辿って行ったら、或いは何か首肯するに足るものに到達できるのではなかろうか、とも思われるのだが、鈍根の私には、そんなこまかな窮竟はおぼつかないの読み方
太宰治 「惜別」

...我々のやうな鈍根なものには何うも材料ばかりが多くなりまして...   我々のやうな鈍根なものには何うも材料ばかりが多くなりましての読み方
田山花袋 「道綱の母」

...唯だ吾が鈍根劣機を以てして...   唯だ吾が鈍根劣機を以てしての読み方
綱島梁川 「予が見神の実験」

...自分の様な鈍根の者は...   自分の様な鈍根の者はの読み方
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」

...鈍根(どんこん)の彼はしば/\捉(とら)え得たと思うては失い...   鈍根の彼はしば/\捉え得たと思うては失いの読み方
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」

...性質愚に近いほどの鈍根(どんこん)で...   性質愚に近いほどの鈍根での読み方
中里介山 「大菩薩峠」

...我々鈍根(どんこん)のものがいまだ茫然(ぼうぜん)として考えも纏(まと)まらないうちに...   我々鈍根のものがいまだ茫然として考えも纏まらないうちにの読み方
中島敦 「悟浄歎異」

...鈍根(どんこん)にさえ立派に出来る翻訳の下働きなどで日を暮らしているからである...   鈍根にさえ立派に出来る翻訳の下働きなどで日を暮らしているからであるの読み方
夏目漱石 「野分」

...「五郎八は駄目だ」「ヘエ――?」「生れながらの鈍根(どんこん)だな...   「五郎八は駄目だ」「ヘエ――?」「生れながらの鈍根だなの読み方
野村胡堂 「銭形平次捕物控」

...無學鈍根(どんこん)の男ですが...   無學鈍根の男ですがの読み方
野村胡堂 「錢形平次捕物控」

...破戒せずといえども〈鈍根無慧...   破戒せずといえども〈鈍根無慧の読み方
南方熊楠 「十二支考」

...しょせん自分は地中の鈍根(どんこん)と...   しょせん自分は地中の鈍根との読み方
吉川英治 「私本太平記」

...鈍根な貧乏性を頑(かたく)なに守っている吝嗇家(りんしょくか)のように...   鈍根な貧乏性を頑なに守っている吝嗇家のようにの読み方
吉川英治 「新書太閤記」

...親鸞の教義を味解(みかい)してというよりも――親鸞自身が告白している死ぬまで愚痴鈍根(ぐちどんこん)のたちきれない人間として彼が――直ちに好きだったのである...   親鸞の教義を味解してというよりも――親鸞自身が告白している死ぬまで愚痴鈍根のたちきれない人間として彼が――直ちに好きだったのであるの読み方
吉川英治 「親鸞」

「鈍根」の読みかた

「鈍根」の書き方・書き順

いろんなフォントで「鈍根」


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静静      内発的  

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