例文・使い方一覧でみる「釵」の意味
スポンサーリンク...日のくれないうちに」おとよは金めっきの足に紅玉の玉をつけた釵（かんざし）をさし替え... 
伊藤左千夫 「春の潮」
...それがここを通って釵をおとして...
蒲松齢 田中貢太郎訳 「王成」
...燈をつけて拾った釵をその光に見直した...
田中貢太郎 「金鳳釵記」
...中には衣衾釵珥（いきんさいじ）があるのみであった...
田中貢太郎 「緑衣人伝」
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春のやおぼろ 「怪談牡丹灯籠」
...金ざし釵（かんざし）もらって……」土堤（どて）の春初午（はつうま）の宵の七時ころ...
山本周五郎 「青べか物語」
...――あたしが釵でどうしたかわかりますか...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...左の乳の下に平打の銀の釵（かんざし）が突き刺してあり...
山本周五郎 「五瓣の椿」
...――向う山で鳴く鳥はちいちい鳥か みい鳥か源三郎のみやげなにをかにを もらって金（きん）ざし釵（かんざし）もらって...
山本周五郎 「風流太平記」
...珠が落ちてる」「釵（かんざし）があった」「金襴（きんらん）の袍（ほう）があるぞ」追いかけて来た兵は皆...
吉川英治 「三国志」
...お喜乃の銀釵（ぎんさい）が...
吉川英治 「治郎吉格子」
...また幼子の名を呼び交うなど――金釵環簪（きんさいかんしん）も道に委（まか）して顧みるものなく...
吉川英治 「新書太閤記」
...珠の釵子（かざし）が一本落ちているのを...
吉川英治 「新・水滸伝」
...巧雲の髪から抜き取ってきた釵（かんざし）を出して...
吉川英治 「新・水滸伝」
...黄金（こがね）の釵（かんざし）を持って...
吉川英治 「源頼朝」
...柳、桜、山吹、紅梅、萌黄（もえぎ）などの袿（うちぎ）、唐衣（からぎぬ）などから、鏡台のあたりには、釵子（さし）、紅、白粉など、撩乱（りょうらん）の様であった...
吉川英治 「源頼朝」
...その釵はここにあるか」「いいえ...
吉川英治 「無宿人国記」
...銀釵（ぎんさ）のかすかな慄（ふる）え...
吉川英治 「柳生月影抄」
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