...最も精巧な勾玉や釧(くしろ)の所有者として知られている...
芥川龍之介 「素戔嗚尊」
...「要するに釧路は慾の無い人と真面目な人の居ない所だ...
石川啄木 「菊池君」
...此釧路を何日まで「日報」一つで獨占しようとするのは無理な事で...
石川啄木 「菊池君」
...釧路十勝二ケ國を勢力範圍にしようと云ふんだ...
石川啄木 「病院の窓」
...私は釧路の港を出た...
石川啄木 「弓町より」
...釧路丸以外にも、附近を航行していた汽船の中には、その信号を聞きつけた貨物船が二艘あった...
大阪圭吉 「動かぬ鯨群」
...船側(サイド)には黒くまぎれもない釧路丸の三文字が...
大阪圭吉 「動かぬ鯨群」
...燈台は低く霧笛は峙(そばだ)てり昭和八年八月二十三日釧路(くしろ)港...
高浜虚子 「五百句」
...それは年の頃十四五の綺麗な少女で指輪も腕釧(うでわ)も透きとおった影の映りそうな水晶であった...
田中貢太郎 「水莽草」
...好例釧路國釧路郡役所近傍に在り...
坪井正五郎 「コロボックル風俗考」
...北東の方には、石狩、十勝、釧路、北見の境上(きょうじょう)に蟠(わだかま)る連嶺(れんれい)が青く見えて来た...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...茶路北太平洋の波の音の淋しい釧路の白糠(しらぬか)駅で下りて...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...今は釧路に居ます...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...釧路の方へは全くの生路である...
徳冨蘆花 「熊の足跡」
...釧路などには栗が三本と無いが...
徳冨蘆花 「熊の足跡」
...』小奴は石川が釧路を去つてからの後は石川のくはしい消息は全く知らないらしかつた...
野口雨情 「石川啄木と小奴」
...釧(くしろ)の鈴...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...永田氏の『蝦夷(えぞ)語地名解』には釧路白糠(しらぬか)郡ペシパケ岬...
柳田國男 「地名の研究」
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