...遊星や衛星は渦動につれて動いているうちにある位置に達するとその周囲を包んで回っているエーテルと釣合いの状態になる...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...これで釣合いを取るのであろう...
泉鏡花 「悪獣篇」
...彼の一本の肢(あし)で薪の上に釣合いを取られていた穂は彼の不注意な支えを抜けて地面に落ちた...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...体の釣合いよう取れてて...
谷崎潤一郎 「卍(まんじ)」
...彼等は少しも釣合いがとれずちょうど同じ...
チェスタートン 直木三十五訳 「金の十字架の呪い」
...不釣合いに厳(いか)つい床や袋戸棚(とだな)などちょっと擬ったところがあった...
徳田秋声 「仮装人物」
...釣合いが妙ですから上段と下段くらいのうつりに見えます...
中里介山 「大菩薩峠」
...この不釣合いな相合傘が...
中里介山 「大菩薩峠」
...おまけに身体(からだ)よりも大きな笈(おい)を背負っていることがどうにも不釣合いです...
中里介山 「大菩薩峠」
...それに釣合いとしては小さきに過ぐる割れ鍋が安置してあるだけのものでしたが...
中里介山 「大菩薩峠」
...職業とこれを営む者とのあいだの釣合いが当を得たものと得ないものとがあることは...
新渡戸稲造 「自警録」
...家柄の釣合いだけが問題になる非小説の世界で...
久生十蘭 「川波」
...いろいろな釣合いで成りたっているものなんだから...
久生十蘭 「復活祭」
...決して不釣合いなものではないと思われた...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「道化者」
...ちっと釣合いかねるし...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「墓地へゆく道」
...釣合いもなくそれに価値を置き過ぎる...
柳田國男 「和州地名談」
...ズボンのふくらみとの釣合いに五分の隙(すき)もないところなぞを見ただけでも...
夢野久作 「暗黒公使」
...ほかと釣合いが取れないじゃないか...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「ぶどう畑のぶどう作り」
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