...次に釣合いをとりながら...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...これも柿内未亡人の署名の方が不釣合いに字体が大きい...
谷崎潤一郎 「卍(まんじ)」
...不釣合いに厳(いか)つい床や袋戸棚(とだな)などちょっと擬ったところがあった...
徳田秋声 「仮装人物」
...釣合いが妙ですから上段と下段くらいのうつりに見えます...
中里介山 「大菩薩峠」
...夫婦としては少し釣合いがまずいようだが...
中里介山 「大菩薩峠」
...いささか釣合いは取れてきたわけだが...
中里介山 「大菩薩峠」
...黒縮緬を釣合いよく切らせて...
中里介山 「大菩薩峠」
...職業とこれを営む者とのあいだの釣合いが当を得たものと得ないものとがあることは...
新渡戸稲造 「自警録」
...この不釣合いは非常に大きく...
マクス・ノイバーガー Max Neuburger 水上茂樹訳 「医学の歴史」
...釣合いから成り立っているものだから...
久生十蘭 「あなたも私も」
...その釣合いかんを尋ぬれば...
福沢諭吉 「小学教育の事」
...別に上品な釣合いも見せようとしないそのえりの上に...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ヴェニスに死す」
...決して不釣合いなものではないと思われた...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「道化者」
...それがまたいかにも不釣合いな調子で...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「墓地へゆく道」
...物と金の釣合いがとれなくなって...
宮本百合子 「幸福について」
...釣合いの取れぬ奇抜な書き方...
山本笑月 「明治世相百話」
...その奥のガラクタ小舎とは不釣合いな奇抜なものに見える...
夢野久作 「狂歌師赤猪口兵衛」
...ほかと釣合いが取れないじゃないか...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「ぶどう畑のぶどう作り」
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