...尻尾で身体の釣合いを取るものらしい...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...これで釣合いを取るのであろう...
泉鏡花 「悪獣篇」
...一つの階級の奢侈は他の階級の窮乏によって釣合いがとられた...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...いかにも不調和で不釣合いに響くのである...
ドイル Arthur Conan Doyle 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...釣合いを失っていて...
豊島与志雄 「庶民生活」
...この不釣合いな相合傘が...
中里介山 「大菩薩峠」
...黒縮緬を釣合いよく切らせて...
中里介山 「大菩薩峠」
...それに釣合いとしては小さきに過ぐる割れ鍋が安置してあるだけのものでしたが...
中里介山 「大菩薩峠」
...いかにしても釣合いの説明できぬような場合も少なくない...
新渡戸稲造 「自警録」
...釣合いから成り立っているものだから...
久生十蘭 「あなたも私も」
...いろいろな釣合いで成りたっているものなんだから...
久生十蘭 「復活祭」
...その釣合いかんを尋ぬれば...
福沢諭吉 「小学教育の事」
...それがまたいかにも不釣合いな調子で...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「墓地へゆく道」
...物と金の釣合いがとれなくなって...
宮本百合子 「幸福について」
...目だけが不釣合いに大きくなっている...
三好十郎 「胎内」
...釣合いもなくそれに価値を置き過ぎる...
柳田國男 「和州地名談」
...その奥のガラクタ小舎とは不釣合いな奇抜なものに見える...
夢野久作 「狂歌師赤猪口兵衛」
...ほかと釣合いが取れないじゃないか...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「ぶどう畑のぶどう作り」
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