...口と目が釣り合いを失(しっ)して...
江戸川乱歩 「一寸法師」
...わが民族が外に向こうて膨脹せんとする力との釣り合いによって...
丘浅次郎 「戦争と平和」
...その古色がその床の間や座敷の暗さと適宜な釣り合いを保つのだ...
谷崎潤一郎 「陰翳礼讃」
...兄さんは危うくお父さんを殺すような目に会わして……のろいのことばまで吐いて来たくせに……もう今は……こんなとこで冗談なんか言うんですか……『財布か命か』なんて!」「それがどうしたというんだい? いけないっていうのかい? おれの分際に不釣り合いだというのかい?」「いいえ...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...それで二人の間に年齢の不釣り合いはなかったわけである...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...釣り合いのとれない構図...
永井隆 「この子を残して」
...たがいの釣り合いから成立っているものだから...
久生十蘭 「我が家の楽園」
...家と不釣り合いなほどだ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「黄金薔薇」
...すっかり釣り合いきらなかった...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トリスタン」
...この枯淡な色の釣り合いが最もよいかもしれない...
和辻哲郎 「京の四季」
...本尊の姿の釣り合いは...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
...本文では彫刻と建築との釣り合いを主として問題としたため...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
...その官能は馥郁(ふくいく)たる熱国の香料と滑らかな玉の肌ざわりと釣り合いよき物の形とに慣れている...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
...屋根や柱の線の微妙な釣り合いにかくばかり深くもとづいているとは気づかなかったのである...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
...しかしこのようにスラリとした釣り合いを加えたために...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
...その釣り合いが不自然でない...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
...この目と眉との顔全体に対する釣り合いも...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
...あの金堂が調和や釣り合いの美しさを感じさせるよりもまず一種神秘的な印象を与えるのはそのゆえではないであろうか...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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