...これで前よりも釣り合いが取れた...
東健而訳 大久保ゆう改訳 「瀕死の探偵」
...その身長との不釣り合いのために一層人を威壓したことは...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...きわめて不釣り合いな...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「サセックスの吸血鬼」
...それはその誇張された釣り合いの中にも感ぜられる...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...兄さんは危うくお父さんを殺すような目に会わして……のろいのことばまで吐いて来たくせに……もう今は……こんなとこで冗談なんか言うんですか……『財布か命か』なんて!」「それがどうしたというんだい? いけないっていうのかい? おれの分際に不釣り合いだというのかい?」「いいえ...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...身体の釣り合いや...
久生十蘭 「キャラコさん」
...よく釣り合いのとれた...
久生十蘭 「キャラコさん」
...眼は不釣り合いに小さく輝く...
南方熊楠 「十二支考」
...釣り合いとれぬが何じゃいナ...
夢野久作 「押絵の奇蹟」
...ただ人を悩乱せしめるばかりでなく、大きい人生に包まれたる力というものの千種万様な現われを捕えて、形、釣り合い、あるいは美しい気分の平衡より来る喜悦、情熱を内心に押え貯うる時の幸福、そういうものを現わそう...
和辻哲郎 「エレオノラ・デュウゼ」
...本文では彫刻と建築との釣り合いを主として問題としたため...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
...またその釣り合いの微妙な美しさ...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
...屋根や柱の線の微妙な釣り合いにかくばかり深くもとづいているとは気づかなかったのである...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
...上層と下層との巧妙な釣り合い...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
...しかしこのようにスラリとした釣り合いを加えたために...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
...胴体の不自然な釣り合い...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
...この目と眉との顔全体に対する釣り合いも...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
...ただあの神々しい嬰児の顔の特殊な釣り合いにおいてのみ見られるものである...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
便利!手書き漢字入力検索