...六十匹は釣り上げた...
梅崎春生 「狂い凧」
...眼を釣り上げているんです...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「あの顔」
...夏草に黄色き魚を釣り上げし昭和七年六月五日 武蔵野探勝会...
高浜虚子 「五百句」
...阿呆鳥(あほうどり)を釣り上げた...
寺島柾史 「怪奇人造島」
...風車に突きかかって空中に釣り上げられるような目に会ったことはなかったかどうか...
寺田寅彦 「雑記帳より(2[#「2」はローマ数字、1-13-22])」
...あれは誰のお子さんなんですか?」パーヴェル・パーヴロヴィチはむしろこの問いが意外だといった面持ちで眉を釣り上げたが...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...学生の釣り上げた鮒(ふな)かと思う大きな魚がわれわれのボートに飛び込んだ...
永井荷風 「向島」
...地蔵様を釣り上げたのだ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
......
正岡子規 「俳人蕪村」
...あるいは蒲団に紐(ひも)をつけて上へ釣り上げるとかいふやうなことをする...
正岡子規 「病牀六尺」
...眉を釣り上げるやら...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トリスタン」
...それから、上を向く時には、きまって胡麻塩(ごましお)の眉を帽子のつばの下で、高く釣り上げる...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「墓地へゆく道」
...ほとんど眼を釣り上げんばかりになっていて...
三好十郎 「冒した者」
...柳子は眼を釣り上げて...
三好十郎 「冒した者」
...歯太郎さんのお内儀(かみ)さんのお金(きん)さんが餅へひっ付いて釣り上げられてモー少しで喉(のど)の孔(あな)へ落ちるところさ...
村井弦斎 「食道楽」
...そして誰の皿の上にも釣り上げられた魚(うを)のやうに...
カミイユ・ルモンニエエ Camille Lemonnier 森林太郎訳 「聖ニコラウスの夜」
...眦(まなじり)を釣り上げ...
吉川英治 「剣難女難」
...天まで釣り上げられるかと思いましたよ」姉のエルネスチイヌは...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「にんじん」
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