...彼女の手元には金鍔のついた美しい刀が置かれている...
...家宝の金鍔の刀を持って、祖父の墓参りに行った...
...武士の装束には金鍔が必ずと言っていいほどついている...
...金鍔のある柄の傘を持って、優雅に街を歩く女性がいた...
...金鍔で飾られた柄杓を使って、お祓いの儀式が行われた...
...金鍔(きんつば)を...
泉鏡太郎 「麻を刈る」
...金鍔(きんつば)は二錢(にひやく)で四個(よんこ)あつた...
泉鏡太郎 「麻を刈る」
...金鍔(きんつば)を食うが可(よ)かッ...
泉鏡花 「薄紅梅」
...金鍔一つは売られない...
泉鏡花 「薄紅梅」
...二葉亭を可愛がっていた祖母(おばあ)さんは「この子は金鍔(きんつば)指(さ)すか薦(こも)被(き)るかだ...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...(金鍔指すか薦被るかというは大名となるか乞丐(こじき)となるかという意味の名古屋附近に行われる諺...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...袂(たもと)からおみやげの金鍔(きんつば)と焼き栗(ぐり)を出して余のノートを読んでいる机のすみへそっとのせて...
寺田寅彦 「どんぐり」
...芭蕉の「蛭(ひる)の口処(くちど)をかきて気味よき」や「金鍔(きんつば)」や「加茂の社」のごときはなかなか容易に発見されるような歯車の連鎖を前々句に対して示さない...
寺田寅彦 「連句雑俎」
...金鍔(きんつば)を髮結錢位と思つて買つてやるんですが...
長塚節 「おふさ」
...なんぼなんでも當り前なら廿六にも成つて金鍔位ぢやそんなに騙されやしませんからね」といつた...
長塚節 「おふさ」
...膨れた包は金鍔である...
長塚節 「おふさ」
...非常に金鍔燒の多いのが目につく...
長塚節 「旅行に就いて」
...此時兎に角金鍔の一つ二つを頬張つて見る...
長塚節 「旅行に就いて」
...店頭に金鍔を頬ばることは決して人目につく憂が無い...
長塚節 「旅行に就いて」
...袂からおみやげの金鍔と焼栗を出して余のノートを読んで居る机の隅へそつとのせて...
中谷宇吉郎 「『団栗』のことなど」
...折々は自分の小遣(こづか)いで金鍔(きんつば)や紅梅焼(こうばいやき)を買ってくれる...
夏目漱石 「坊っちゃん」
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