...喜寿を迎えると、金輪際ともう女房にイヤミを言わないことに決めた...
...もう金輪際(こんりんざい)来てはくださらないものとあきらめていましたのに...
有島武郎 「或る女」
...美しい金輪を使ひ分けたり...
豊島与志雄 「シャボン玉」
...男に金輪際解りっこはない」平次は少し茶化しております...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...金輪際變換(へんがへ)することではない」大瀧清左衞門は頑固(ぐわんこ)らしく首を振るのです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...酒井樣のお下屋敷に入つたのか」「金輪際(こんりんざい)そんな事はないといふから...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...夜まはりの金棒を突く金輪の音がじやらんじやらんと枕に響いて...
林芙美子 「瀑布」
...金輪際(こんりんざい)...
火野葦平 「糞尿譚」
...友達として話すことなんて金輪際できっこない……なんら虚心坦懐なところも...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...そのとおりでがすよ! 金輪際...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...起つことはなりませぬ! 金輪際...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...そんじよそこいらの部落(むら)では金輪際...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...金輪際(こんりんざい)食えねえ...
古川緑波 「下司味礼讃」
...金輪際(こんりんざい)じゃま立ては致すまいよ」「そうですか?――」と松岡の眼がぱちぱちと瞬(またた)いた...
本庄陸男 「石狩川」
...此年十三年の秋方(まさ)に纔に王子金輪寺を訪うたのである...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...」「金輪(こんりん)上人度々御逢被成候よし...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...其奴(そいつ)を渡すことは金輪際ならぬわい」「おお何とでも沢山吠えやい...
吉川英治 「剣難女難」
...独楽(こま)の金輪(かなわ)の一端(たん)に...
吉川英治 「神州天馬侠」
...今になっても金輪際(こんりんざい)捨てていない異常な粘(ねば)り方と根気を見てもわかるのである...
吉川英治 「親鸞」
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