...喜寿を迎えると、金輪際ともう女房にイヤミを言わないことに決めた...
......
饗庭篁村 「木曾道中記」
...旦那方がいくら足掻(あが)いたって金輪際知れっこありゃしねえ」と嗤(わら)った...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「鳩つかひ」
...いくら論じたって彼らには金輪際(こんりんざい)わかりっこないことを知っているからだ――私は紳士的微笑とともにしずかに麺麭(パン)をむしりながら話題を転じただけだった...
谷譲次 「踊る地平線」
...君はもうあの娘さんを、あの悪漢に渡すことが出来なくなってしまった」「えい、私は金輪際、渡すことが出来ませんでした」「そこで君たちの中には喧嘩がおっぱじまってしまった...
コナン・ドイル 三上於莵吉訳 「自転車嬢の危難」
...金輪(かなわ)や皿(さら)やナイフや大きな毬(まり)など...
豊島与志雄 「金の目銀の目」
...金輪や棒や太鼓(たいこ)など手品の道具も売り払ひ...
豊島与志雄 「シャボン玉」
...抜き合わすべき刀は金輪が持って逃げてしまった...
中里介山 「大菩薩峠」
...一旦仰せ出された上は金輪際変替えは遊ばされぬ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...お袋と俺の側をちょっとも離れちゃいねえんだぞ」「うるさいッ」「金輪際(こんりんざい)ここを通すものか」「役目の表でもか」「…………」「馬鹿野郎...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...金輪際變換(へんがへ)することではない」大瀧清左衞門は頑固(ぐわんこ)らしく首を振るのです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...あの男のことは聞いたこともないし、金輪際、会ったこともありません...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「ギルレイ」
...皆様に御迷惑をおかけするようなことは金輪際...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
...人力車もガラガラの金輪で...
山本笑月 「明治世相百話」
...僕も怖いとおもうことがあるよ」「俺はあいつがあたりにいる時にはお前に手をかけるようなことは金輪際しないよ」とピートが結論として云つた...
ジャック・ロンドン Jack London 山本政喜訳 「荒野の呼び声」
...金輪際(こんりんざい)...
吉川英治 「雲霧閻魔帳」
...金輪際(こんりんざい)逃がさぬぞ...
吉川英治 「剣難女難」
...独楽(こま)の金輪(かなわ)と鍔(つば)のあいだから...
吉川英治 「神州天馬侠」
...我が遠征隊が精査せんとした知られざる原始巨大建築の断片を発掘するいかなる企ても金輪際放棄するよう私が自らの全力を挙げて主張するのは...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「時間からの影」
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