...喜寿を迎えると、金輪際ともう女房にイヤミを言わないことに決めた...
...そんな馬鹿げたことは金輪際ないよ」「イヤ...
海野十三 「雷」
...またお母さんに聞いたって金輪際それを明す訳はないと思っているから...
近松秋江 「別れたる妻に送る手紙」
...一旦仰せ出された上は金輪際(こんりんざい)變替は遊ばされぬ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...金輪際開きそうもありません...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...金輪際(こんりんざい)物を言ふまいとしてゐる樣子――女が一番反抗的になつた態度です...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...金輪際(こんりんざい)物を言うまいとしている様子――女が一番反抗的になった態度です...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...こいつは金輪際間違ひはない...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...大丸髷に金輪の根を卷きて黒縮緬の羽織何の惜しげもなく...
樋口一葉 「十三夜」
...金輪際(こんりんざい)...
火野葦平 「糞尿譚」
...まるで誰か見ている人でもあるかのように――そんなことは金輪際(こんりんざい)ないことがわかっているにかかわらず――跫音(あしおと)をしのばせて書棚の方へ近づいて行って...
平林初之輔 「秘密」
...もう金輪際、平家とは会うことはせぬ...
藤野古白 藤井英男訳 「人柱築島由来」
...茶山は岡本以下の知人が蘭軒と偕(とも)に金輪寺(こんりんじ)を訪うたのに...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...金輪へ参候時何之沙汰もなく残念に候...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...某年に榛軒は王子権現の祭に招かれて金輪寺に往つた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...僕も怖いとおもうことがあるよ」「俺はあいつがあたりにいる時にはお前に手をかけるようなことは金輪際しないよ」とピートが結論として云つた...
ジャック・ロンドン Jack London 山本政喜訳 「荒野の呼び声」
...金輪際(こんりんざい)逃がさぬぞ...
吉川英治 「剣難女難」
...独楽(こま)の金輪(かなわ)と鍔(つば)のあいだから...
吉川英治 「神州天馬侠」
...メンコ、根ッ木、ブランコ、縄飛び、ラムネの玉遊び、コマ、凧、石蹴り、石鉄砲、竹馬、金輪廻し、吹矢、当て物、隠れンぼ、かるた、十六ムサシ、といったような類である...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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