...喜寿を迎えると、金輪際ともう女房にイヤミを言わないことに決めた...
...この件については金輪際口にするなと...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 加藤朝鳥訳 「同一事件」
...大きな毬(まり)や金輪(かなわ)や...
豊島与志雄 「金の目銀の目」
...金輪の使ひ分けや...
豊島与志雄 「シャボン玉」
...竹生島そのものが金輪際(こんりんざい)から浮き出でているというのだから...
中里介山 「大菩薩峠」
...お袋と俺の側を一寸も離れちや居ねえんだぞ」「うるさいツ」「金輪際(こんりんざい)此處を通すものか」「役目の表でもか」「――」「馬鹿野郎...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...夜まはりの金棒を突く金輪の音がじやらんじやらんと枕に響いて...
林芙美子 「瀑布」
...そのとおりでがすよ! 金輪際...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...そんじよそこいらの部落(むら)では金輪際...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...さて、桐渡ガラドウが、今更そんな風に私の方を向いて、先生――などゝ呼びかけても、もう私は金輪際、返事などをするものか...
牧野信一 「バラルダ物語」
...王子金輪寺の住職である...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...高滝子(たかたきし)と金輪(こんりん)へ参候由...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...又総介が金輪寺へ往くと聞いて...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...某年に榛軒は王子権現の祭に招かれて金輪寺に往つた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...ワンワン寄って来る藪蚊の群が金輪際怨めしかった...
夢野久作 「梅津只圓翁伝」
...のみならずコンナ荒っぽい連中は一旦そうだと思い込んだら山のように証拠が出て来たって金輪際...
夢野久作 「超人鬚野博士」
...其奴(そいつ)を渡すことは金輪際ならぬわい」「おお何とでも沢山吠えやい...
吉川英治 「剣難女難」
...金輪際こんなことはいいもしないが...
吉川英治 「宮本武蔵」
...金輪際(こんりんざい)くたばりそうにもない...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「にんじん」
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