...いろいろ入り組んだ筋を幾何学的に組み立てる才能にある」かどうか...
芥川龍之介 「文芸的な、余りに文芸的な」
...細工人は懐中時計を組み立てるのに細い箸を使う...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...御指定の場所にそれを運搬して組み立てるまでの手順...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...考えの式を組み立てるための記号をもたないと思われるからである...
寺田寅彦 「数学と語学」
...社会経済学者がその学説を組み立てる時...
寺田寅彦 「蓄音機」
...枕詞がよび起こす連想の世界があらかじめ一つの舞台装置を展開してやがてその前に演出さるべき主観の活躍に適当な環境を組み立てるという役目をするのではないかと思われる...
寺田寅彦 「日本人の自然観」
...振り子のごとき週期的の運動に対する触感と自分の脈搏(みゃくはく)とを比較して振動の等時性というような事を考え時計を組み立てる事は可能であるかもしれぬ...
寺田寅彦 「物理学と感覚」
...一つのだいたいの観念を組み立てるのが空恐ろしいように思われた...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...一民衆の歴史を組み立てるものであった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...これをちゃあんと棒の先へつけて槍に組み立てるように仕掛が出来てるんだ...
中里介山 「大菩薩峠」
...これ等を組み立てるというのが...
中谷宇吉郎 「宇宙旅行の科学」
...それを有機的に働くように組み立てる...
中谷宇吉郎 「比較科学論」
...「腕の達者な嘘つきは決してゼロからストーリーを組み立てることをしない...
H・ビーム・パイパー H. Beam Piper The Creative CAT 訳 「最愛の君」
...人間の知恵が組み立てることができるかどうかということは...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「黄金虫」
...巧妙な對話を組み立てることも出來る...
森林太郎 「長谷川辰之助」
...お前たちの死は宇宙の秩序を組み立てる諸々の部分の一つである...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...奉天まで運んでから組み立てるのが最も安全であることが判明したから...
夢野久作 「暗黒公使」
...船体はトゥラスカラで工作して湖へ持って行って組み立てる...
和辻哲郎 「鎖国」
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