...あのような怪塔をあのような方法で組み立てるというのは...
海野十三 「三十年後の世界」
...それから多少興味のある地震学上のスペキュレーションを組み立てる事ができる...
寺田寅彦 「怪異考」
...考えの式を組み立てるための記号をもたないと思われるからである...
寺田寅彦 「数学と語学」
...振り子のごとき週期的の運動に対する触感と自分の脈搏(みゃくはく)とを比較して振動の等時性というような事を考え時計を組み立てる事は可能であるかもしれぬ...
寺田寅彦 「物理学と感覚」
...このためには恐らく一つの体系を組み立てることが必要であるであろう...
戸坂潤 「空間概念の分析」
...それ自身の視界に適わしい価値の秩序を夫々独立に組み立てる...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...一つのだいたいの観念を組み立てるのが空恐ろしいように思われた...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...一民衆の歴史を組み立てるものであった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...次にまた再び組み立てる...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...二人の精神を組み立てる神経系は...
夏目漱石 「門」
...「腕の達者な嘘つきは決してゼロからストーリーを組み立てることをしない...
H・ビーム・パイパー H. Beam Piper The Creative CAT 訳 「最愛の君」
...少し氣の利いた歴史を組み立てるには...
原勝郎 「足利時代を論ず」
...像(イマアジュ)と言葉との圍ひを組み立てる...
堀辰雄 「クロオデルの「能」」
...あとですっかり組み立てるならまあよかろう...
宮沢賢治 「饑餓陣営」
...巧妙な對話を組み立てることも出來る...
森林太郎 「長谷川辰之助」
...到底對話を組み立てることは出來ない...
森林太郎 「長谷川辰之助」
...お前たちの死は宇宙の秩序を組み立てる諸々の部分の一つである...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...正しい工藝の思想を組み立てることができぬ...
柳宗悦 「工藝の道」
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