...正徳年間、江戸幕府から幕府直轄の金座が設置された...
...金座といえば、一昨年焼ける前まで、日本橋の金吹(かねふき)町に在(あ)ったはずだが、それが、三輪方面へ移転したという話は聞かない...
中里介山 「大菩薩峠」
...問題の三輪の金座というのも...
中里介山 「大菩薩峠」
...即ちいわゆる三輪の金座なのだ...
中里介山 「大菩薩峠」
...第一に眼をつけたのは、勘定奉行配下にある、金座、銀座の役人です...
野村胡堂 「黄金を浴びる女」
...命を的に金座へ入り込んで居る権次が...
野村胡堂 「黄金を浴びる女」
...金座(きんざ)の勘定役といふと...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...なまじ金座などをうろついて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...石井平四郎は金座役人を止して...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...金座の御金改役後藤庄三郎の片腕と言われた利け者で...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...金座の石井平四郎の倅のように...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...騒いだり」金座御金改役(きんざおかねあらためやく)...
野村胡堂 「礫心中」
...金座の役人ともあろうものが...
野村胡堂 「礫心中」
...新大橋の日本橋區側(がは)の方をいつてみると、人形町通、および大門通(おほもんどほ)りの舊吉原(元和三年に商賣はじめ)と歌舞伎芝居の勢力を見逃すことも出來ず、魚市場、金座、大商賣、本丸も控えてゐる...
長谷川時雨 「花火と大川端」
...金座(きんざ)にどえらい間違いがあったんだそうで……」「ほほう」「駕籠があがるとき...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...羽紋をえがいた銀泥(ぎんでい)を光らせながらズーッと金座の上のほうへ襲いかかって来て...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...凧糸をあやつって烏凧を金座の上のほうへむけてやる...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...……駈けあがらないのは金座の烏凧のくせなんで...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...自分は金座(きんざ)の役人の株を買って...
森鴎外 「渋江抽斎」
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