...野陣(のじん)見るようでござりまする...
泉鏡花 「伊勢之巻」
...ひろびろと野陣(のぢん)立てたり萱草は遠つ代よりの大族(うから)にて萱草は恐ろしい繁殖力を持つ宿根車で忽ち他を圧倒し去り萱草許りの一大草原を為すことも珍しくない様だ...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...家康(いえやす)はわざと鷹(たか)ヶ峰(みね)の麓(ふもと)に野陣を布(し)いて...
吉川英治 「剣の四君子」
...県の吏軍が約五百ほど野陣を張り...
吉川英治 「三国志」
...県軍がきて野陣を張っているそうだから...
吉川英治 「三国志」
...で――城外に野陣を張り...
吉川英治 「三国志」
...味方はこの野陣のままでは...
吉川英治 「三国志」
...やがて蕭条(しょうじょう)たる曠野の中の野陣へ帰ってきて...
吉川英治 「三国志」
...野陣へひきとって...
吉川英治 「私本太平記」
...野陣を布(し)いていた陣場のうちだった...
吉川英治 「私本太平記」
...「これが都か」足利軍五千は、当座、二条の河原へかけて、野陣した...
吉川英治 「私本太平記」
...一部の将士はまだ焦土に野陣している有様だから...
吉川英治 「私本太平記」
...裾野陣(すそのじん)の大評議をした各将は...
吉川英治 「神州天馬侠」
...裾野陣(すそのじん)の降兵(こうへい)をくわえた約千余の人数を...
吉川英治 「神州天馬侠」
...ご当家(とうけ)の軍勢が裾野陣(すそのじん)へくりだすときに間(ま)にあってこそ...
吉川英治 「神州天馬侠」
...裾野陣(すそのじん)のありさまを残りなく復命した...
吉川英治 「神州天馬侠」
...水屋(みずや)ノ原(はら)にかりの野陣をしいているのは...
吉川英治 「神州天馬侠」
...野陣の野風呂(のぶろ)へドブリと首までつかりこんだ...
吉川英治 「神州天馬侠」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??