...曠野路に迷つたのだ!と氣のついた時は...
石川啄木 「散文詩」
...夕方(ゆふかた)野路(のみち)でも散歩してゐると野良(のら)がへりの農夫達(ひやくしやうだち)は...
薄田泣菫 「茶話」
...秋風やいつ迄逢はぬ野路(のじ)二つこれは明治三十八年の句で...
高浜虚子 「俳句の作りよう」
...はるかに眺むれば曲りたる野路も...
福沢諭吉 「学者安心論」
...野路(ノジ)スミレ...
牧野富太郎 「植物記」
...其早桶は二人の人夫にかかれ二人の友達に守られて細い野路を北向いてスタスタと行っておる...
正岡子規 「死後」
...そのほか衣がへ野路の人はつかに白し蚊の声す忍冬(にんどう)の花散るたびに水かれ/″\蓼(たで)かあらぬか蕎麦か否かのごときあり...
正岡子規 「俳人蕪村」
...つまりは細い野路を一頭ずつ...
柳田国男 「海上の道」
...何やら佇(たたず)み合って」犬上郡の野路をすぎ...
吉川英治 「私本太平記」
...今宿(いまじゅく)から相模野(さがみの)の野路を...
吉川英治 「私本太平記」
...「長の野路(のじ)やら峠やら...
吉川英治 「私本太平記」
...野路の石に腰をおろした...
吉川英治 「私本太平記」
...ついに瀬田と守山のあいだの野路(のじ)附近で野伏の流れ矢にあたって...
吉川英治 「私本太平記」
...尾野路(おのじ)山を右に見...
吉川英治 「新書太閤記」
...そして紀州熊野路から変を聞いて引返した安芸守清盛に...
吉川英治 「随筆 新平家」
...(昭和二十八年七月)新・平家今昔紀行伊勢から熊野路の巻中山競馬場の会員席でのこと...
吉川英治 「随筆 新平家」
...熊野路一帶は海岸から急に聳え立つた嶮山のために大洋の氣を受けて常に雨が多いのださうだが...
若山牧水 「熊野奈智山」
...行けども/\同じ樣な傾斜の裾野路が續いて...
若山牧水 「樹木とその葉」
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