...春風秋雨 花開草枯自性自愚 歩々仏土メイ僧のメンかぶらうとあせるよりもホイトウ坊主がホントウなるらん酔来枕石 谿声不蔵酒中酒尽 無我無仏見たまゝ、聞いたまゝ、感じたまゝの、野衲、山頭火十一月十七日晴、行程一里、宇ノ島、太田屋(三〇・中ノ上)朝酒は勿躰ないと思つたけれど、見た以上は飲まずにはゐられない私である、ほろ/\酔うてお暇する、いつまたあはれるか、それはわからない、けふこゝで顔と顔とを合せてる――人生はこれだけだ、これだけでよろしい、これだけ以上になつては困る...
種田山頭火 「行乞記」
...……身にあまる優遇で野衲いさゝか恐縮の体(テイ)...
種田山頭火 「行乞記」
...野衲(やのう)に答え得ることなら...
吉川英治 「上杉謙信」
...野衲(やのう)の取越し苦労などは...
吉川英治 「黒田如水」
...御思案あったがよかろうと野衲(やのう)は存ずるのじゃが……」小六も決して...
吉川英治 「新書太閤記」
...野衲(やのう)こそ慮外でおざれば...
吉川英治 「新書太閤記」
...野衲(やのう)は信じて疑いません」小六は急に...
吉川英治 「新書太閤記」
...かような一野衲(いちやのう)を相手にして...
吉川英治 「新書太閤記」
...野衲(やのう)のねがう和議に...
吉川英治 「新書太閤記」
...野衲(やのう)からそれを聞くといたく感じられた態で...
吉川英治 「新書太閤記」
...狩野衲永(かのうのうえい)がそれに一詩を題したという...
吉川英治 「新書太閤記」
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