...野薔薇は山野に自生する野生のバラのことです...
...おばあさんの家の庭には、美しい野薔薇が咲いていました...
...父が山に登って、野薔薇を摘んできてくれました...
...野薔薇の刺はとても鋭く、慣れない人は触るのを避けた方がよいです...
...野薔薇の花びらは、淡いピンク色が美しく、甘い香りがします...
...野薔薇の花が見えるのに過ぎない...
芥川龍之介 「長江游記」
...朝露(あさつゆ)の野薔薇のいへる...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...野薔薇(のいばら)空にくゆりて...
薄田泣菫 「泣菫詩抄」
...高野さちよを野薔薇としたら...
太宰治 「火の鳥」
...遠からぬ野薔薇の茂みでは...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...白い野薔薇のところ/″\咲いてゐる小径(こみち)を択(よ)つて歩いた...
中沢臨川 「愛は、力は土より」
...その墓場には野薔薇が繁つてゐた...
中沢臨川 「愛は、力は土より」
...野薔薇の木がめづらしく五六輪の花をつけてゐたので...
堀辰雄 「雨後」
...順ぐりにいくつかの野薔薇の木とすれちがって行ったが...
堀辰雄 「美しい村」
...ひょいと野薔薇(のばら)のことを忘れていたら...
堀辰雄 「美しい村」
...それは一本の花を失った野薔薇だった...
堀辰雄 「美しい村」
...どれが野薔薇だか...
堀辰雄 「聖家族」
...踏むと危なうございますわ」野薔薇に花が咲いてゐるには季節があまり早すぎた...
堀辰雄 「聖家族」
...そしてそこまでは野薔薇なぞの生墻...
堀辰雄 「手紙」
...一本の野薔薇のあつたことを...
堀辰雄 「手紙」
...夢中で掴まった草が野薔薇のように刺をもっていた...
蘭郁二郎 「植物人間」
...赤い野薔薇(ばら)の実はいつまでも取られずにいる...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「ぶどう畑のぶどう作り」
...時々野薔薇がむせぶように高い香を送って来た...
若杉鳥子 「浅間山麓」
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