...野州で今の藩侯の家来になつたのは...
田山花袋 「ある僧の奇蹟」
...日光の山々を盟主にした野州(やしゅう)の連山がことにはっきりと手にとるように見えるが...
田山花袋 「田舎教師」
...一野州(やしう)はすぐれた山水の美を鍾(あつ)めてゐるので聞えてゐる...
田山花袋 「日光」
...たるみから下りると野州側はすぐと澤の窪に水が湧いて出た...
沼井鐵太郎 「黒岩山を探る」
...野州の熊五郎のはいっている独房のカギをあけて...
野村胡堂 「幻術天魔太郎」
...なんとかするならいまのうちで……」野州の熊五郎は...
野村胡堂 「幻術天魔太郎」
...三年前神隱しに逢つて野州二荒山(ふたらやま)の奧に居たといふ和泉守一子鐵三郎が江戸に立還(たちかへ)り...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...さすれば奧州人は野州を通過して吉崎に赴きしものと考へられず...
原勝郎 「日本史上の奧州」
...今これを「野州日光山ノ中禅寺湖畔ナル千手崎ニ産スルヨリ云ヘリ」と訂正する...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...「上野州下野州ニ山栗アリ極メテ小ニシテ一年ニ三度...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...野州(やしゅう)〔栃木県〕日光の赤沼(あかぬま)の原では...
牧野富太郎 「植物知識」
...既にそれに先んじて特色ある石屋根の長屋門が野州から運ばれ...
柳宗悦 「民藝四十年」
...その後野州に出て...
柳田国男 「故郷七十年」
...野州第一の町を灰にした...
横瀬夜雨 「天狗塚」
...静かに来い」野州石(やしゅういし)の大岩石が...
吉川英治 「江戸三国志」
...家康が野州へ向って手薄となったのを観て石田三成...
吉川英治 「剣の四君子」
...野州小山から引っ返して...
吉川英治 「剣の四君子」
...その山の尾根は上州と野州との國境をなすところで...
若山牧水 「樹木とその葉」
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